「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは12日、全社員を対象に、一律1万円のベースアップを含む計1万7,008円の賃上げを実施すると発表した。同日に開催した取締役会において決定し、UAゼンセン餃子の王将ユニオンと合意した。

月例給は、定期昇給7,008円(3.44%)、ベースアップ1万円(4.92%)を合わせて、平均1万7008円(8.36%)アップする。労働組合は2,500円のベースアップを要求していた。

同社は引き上げの理由について、消費増税による日常食への節約志向が継続し、今後の経営環境は厳しさが増すと予想されるものの、経営理念に掲げた「従業員の幸せを目指し」の実現に向け、新人事制度の導入と社員のモチベーションアップ、新卒者等人材の積極的な採用を勘案したと説明している。