総務省は18日、2013年の家計調査報告(家計収支編)の平均速報結果を発表した。それによると、総世帯(平均2.44人、世帯主の平均年齢58.0歳)の消費支出は、1世帯当たり1か月平均25万1,576円となった。物価変動の影響を除いた実質では前年比1.1%増と、2007年(1.2%増)以来の増加幅を記録した。

名目では前年比1.6%の増加。外食を含む「食料」、パック旅行費を含む「教養娯楽」、自動車等購入を含む「交通・通信」などの支出が増え、2年連続でプラスとなった。

消費支出の対前年実質増減率の推移(出典:総務省統計局Webサイト)

総世帯の消費支出を費目別にみた場合、「食料」は1カ月平均5万9,375円で、名目1.5%増、実質1.6%増。「教養娯楽」は2万5,935円で、名目1.6%増、実質2.6%増。「交通・通信」は3万4,937円で、名目3.3%増、実質1.9%増などとなった。

また、総世帯の消費支出(こづかい、贈与金、「他の交際費」および仕送り金を除く)を財(商品)への支出とサービスへの支出に分けて見ると、財への支出は1カ月平均12万7,625円で、名目2.0%増、実質1.4%増。サービスへの支出は9万8,433円で、名目1.9%増、実質1.6%増となった。

一方、総世帯のうち勤労者世帯(平均2.76人、世帯主の平均年齢46.2歳)の実収入は、1カ月平均46万8,570円で、名目0.2%増、実質0.3%減となった。

勤労者世帯の直接税、社会保険料などの非消費支出は1カ月平均8万7,604円で、名目4.4%の増加。うち、直接税は名目4.6%増、社会保険料は名目4.2%増となった。