プジョー・シトロエン・ジャポンは、5ドアコンパクトハッチバック「C3」に、新開発の1.2リットルエンジン「EB2」とトランスミッション「ETG5」を搭載し、このほど発売した。これらは同社の次世代パワートレインとして、極限まで効率を高めている。

シトロエン「C2」

新エンジン「EB2」は、PSA プジョー・シトロエン・グループが次世代を担うエンジンとして開発したもので、1.2リットルの3気筒DOHCエンジンとなっている。無段階可変バルブタイミングや、オイルが最適な作動圧を得られる容量可変式オイルポンプなど、最新技術も取り入れている。最高出力は82PS、 最大トルクは118Nmを発揮。エンジン単体の重量は約20%も減量され、サイズもコンパクト化した。 フリクションロスを約30%低減することで、なめらかで効率的な作動とともに、静粛性と耐久性にも優れたエンジンとなった。

新トランスミッションの「ETG5」は、オートマチックモード付5速エフィシェント・トロニック・ギアボックスとなっており、こちらもきわめて軽量かつコンパクトに。オートマチックモードとパドルシフトによるマニュアルモードを装備し、リニアなレスポンスとダイレクトな走行感覚を生み出す。操作性に優れたクリープ機構、ヒルスタートアシスタンスなど、扱いやすい機能も採用した。

新エンジン「EB2」

新トランスミッション「ETG5」

アイドリングストップを採用

エコスイッチを装備

さらに、「C3」ではアイドリングストップ機構も採用して燃費性能を向上させ、JC08モード燃費は19.0km/リットルと、従来モデルより57%も向上している。同時に低価格化を実現し、「C3 セダクション」は203万円、「C3 エクスクルーシブ」は233万円となっている。これは従来の価格を7万円下回る設定だ。