人気ライトノベルを実写映画化した『僕は友達が少ない』が2月1日に公開を迎えた。原案の登場人物をいかにして忠実に再現したのか。キャラクターたちのスカート丈やニーハイ、その間に見える"絶対領域"など、衣装部がこだわりのポイントを明かした。
同映画の原作は、シリーズ累計発行部数622万部を記録した人気ライトノベル『僕は友達が少ない』、通称"はがない"。"友達作りの部活動"「隣人部」という少々残念な設定と、部員たちのリアルな日常やその愛すべきシンプルな世界観はそのままに、映画ではスケールと深さを併せ持つオリジナルストーリーが展開する。
主演は若手俳優・瀬戸康史で、いつもひとりぼっちでいた主人公・羽瀬川小鷹を体現。そして、自由奔放すぎる黒髪の美少女・三日月夜空を女優・北乃きいが演じる。そのほか、女子の友達が皆無の巨乳お嬢様、メイド服を着こなす美少年、いけない妄想ばかりしている発明少女、アニメキャラになりきるゴスロリ娘、弱冠10歳のシスターにして顧問といった原案のキャラクターたちを、オーディションで選ばれた俳優陣が演じる。
"はがない"衣装部は、今回の衣装について「監督から原案に近づけたいという要望もあり、制服は原案の形や色を生かしながら、ジャケットのパイピング部分にチェック柄を使うことにより、コスプレっぽくフラットにならないよう心がけました」と説明。
北乃きい演じる三日月夜空の衣装については、「スカート丈は38cmで本当に短く…ちょっと走ったら見えてしまいそうな長さです」とギリギリラインを攻め、「ソックスは厚さや長さで印象がだいぶ変わるので、北乃さんと相談しながら決めた結果、スカートとの絶対領域のバランスで、黒にゴールドのラインが入っている二―ハイを使用しました」と"絶対領域"にこだわったという。
また、他キャストの衣装についても、「大谷澪さん演じる星奈はかなりの露出キャラなので、体にぴったりしたシルエットになるように、シャツやジャケットを大幅に詰めました。ピタピタでシャツから下着も透けてしまうので、下着も何種類か種類があります」と、明かした。
なお、メガホンをとるのは、原案のファンで"はがない"に並々ならぬ愛情を持っている及川拓郎監督。本作ではオリジナル脚本も執筆している。
(C)2014映画「僕は友達が少ない」製作委員会