阪急電鉄の西山天王山駅(京都線)開業に合わせ、阪急バスと京阪バスが共同運行を開始した新規バス路線「90系統」の利用客数が好調に伸びているという。

阪急京都線の西山天王山駅

両社と京都府・京都市・長岡京市がこのほど共同発表した集計によると、運行開始1カ月後の1月22日には利用者数が累計1万5,000人を突破。当初予想(1便あたり7人)の約2倍にあたる1便当たり平均13.6人が利用しており、間もなく2万人を突破する勢いだ。

90系統はJR長岡京駅~西山天王山駅~京阪淀駅を約19分で結ぶ路線バス。朝夕は30分間隔、平日の日中は60分間隔で運行している。両社によると、平日は通勤通学時間帯の利用者が多く、昼間の利用者が少ない傾向にあり、土休日は昼間の買い物やお出かけでの利用者が多く、夜間時間帯の利用が少ない傾向にあるとのこと。

利用者からは、「これまで京阪沿線へ出かける気にならなかったが、このバスができて行きやすくなった」「通勤に利用している」「普段は車通勤だが飲み会の日に利用している」などの声が寄せられており、増便や最終便の延長を求める声もあるという。ただし、安定的に運行するためには1便当たり20人程度の利用が必要で、両社は今年3月末までに1便当たり15人の目標を達成したいとしている。