《マラソン》 1964年 油彩・キャンバス

川崎市岡本太郎美術館は4月6日まで、常設展「岡本太郎とオリンピック」展を開催している。

岡本太郎とオリンピック/スポーツの関わりを紹介する展覧会

2020年東京でのオリンピック開催が、国際オリンピック委員会(IOC)で決定され、大きな話題となった。今よりさかのぼること50年前、1964年にアジアではじめてのオリンピック、東京オリンピックが開催された。このとき岡本太郎は様々なかたちで、オリンピックと関わっていたという。

《東京オリンピック公式参加メダル》 1964年 ブロンズ

《跳ぶ》1963年 油彩・キャンバス

例えば、建築家・丹下健三とのコラボレーションといえる国立代々木競技場・第1体育館の南側ロビーに高さ約3m全長約50mにもおよぶ5面の壁画などを製作。また、オリンピックの参加選手・役員のための公式参加メダルも制作し、さらにオリンピックをテーマにして、油彩「マラソン」なども描いた。

岡本は東京オリンピックだけでなく、その後も札幌オリンピックの公式参加メダルやミュンヘンオリンピックの公式参加メダルもデザインしている。

同展は、岡本太郎とオリンピックの関わりを紹介するとともに、スポーツと岡本太郎の関わりとして、46歳から始めたスキーや野球、ゴルフなどを楽しむ岡本太郎の姿も映像と写真などで紹介する。

開催日時は、1月17日~4月6日 9時30分~17時(入館は16時30分まで)。休館日は月曜日、2月12日。会場は、川崎市岡本太郎美術館(神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5)。料金は、常設展のみ開催期間(2月7日まで)は一般500円、高・大学生・65歳以上300円、中学生以下無料。

企画展「第17回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展開催期間(2月8日~4月6日)は一般600円、高・大学生・65歳以上400円、中学生以下無料。本料金で常設展・企画展ともに観覧できる。その他、詳細は同館Webページを参照のこと。