若草山焼きの様子

奈良県奈良市の若草山で、早春を告げる伝統行事「若草山焼き」が行われる。開催日は1月25日。点火不能の場合は2月1日に延期となる。

山が炎に包まれる

春日大社のご神火が若草山の麓の野上神社へ運ばれ、山焼きの無事を祈願する祭儀を実施。18時15分から花火を打ち上げ、18時30分から若草山に一斉に点火される。

山焼きの起源は宝暦年間(1760年頃)に遡り、一説には毎年山を焼かないと牛鬼という妖怪が出ると伝えられているという。

祭事に先立ち、特製鹿せんべいを飛ばして飛距離を競う「鹿せんべい飛ばし大会」や、総勢100人が踊る「炎舞-祝祭の舞い-」が披露されるほか、「炎舞-炎陣の舞い-」も開催する。