映画『偉大なる、しゅららぼん』の完成披露試写会が21日、都内で行われ、キャストの濱田岳、岡田将生、渡辺大、貫地谷しほりと水落豊監督、ロケ地となった滋賀県彦根市のゆるキャラ・ひこにゃんが出席した。
万城目学の同名小説を実写化した同作は、琵琶湖畔を舞台に、"不思議な力"を伝承してきた一族の宿命を描くファンタジー作品。日出家の殿として生きる最強の"力"の持ち主・淡十郎(濱田)のもとに、"力"の修行をするため、分家から涼介(岡田)がやってくる。涼介を供の者扱いして振り回す淡十郎だったが、失恋の腹いせが火種となり、街を巻き込んでの大騒動に発展する――というストーリーで、映画は3月8日から全国公開。
赤い学生服で役に挑んだ濱田は、「おっさんに近い僕らが学生服を着てるけど、優しい目で観て欲しい」と笑いを誘いつつあいさつし、岡田は「撮影中はチームワークがとても良かった。何も考えずにスカッと観れる素晴らしい作品です」とアピール。また、同作主題歌が、ももいろクローバーZの書き下ろし新曲「堂々平和宣言」ということが発表されると、濱田は「パワフルな彼女たちにあやかろうとしてる」と笑みを浮かべ、岡田は「この映画にピッタリ。5~6年前から知っていたので、主題歌になってうれしい」と喜んでいた。
撮影は滋賀県を中心にオールロケで行なわれたが、濱田が「毎日一緒にご飯を食べたりして、みんな仲良しだった」と振り返ると、岡田は「岳くんとは一ヶ月丸々、朝から晩までずっと一緒で、同棲してるみたいだった」と楽しい撮影だった様子。そんな2人の会話に続いて、貫地谷は「岳くんが仕事で東京に行っちゃうと、岡田くんが寂しそうな顔してた」と暴露し、「岡田くんはイジられキャラでみんなのアイドル。子犬みたい」とにっこり。渡辺にも「寂しがり屋で、僕がソファで寝てるとその下で寝てるし、後ろについてくる」とからかわれ、岡田は「本当は違うの!」と顔を赤くしながら必死に否定していた。