日産自動車は20日、フルモデルチェンジした新型「ティアナ」を発表した。2月5日に発売され、2月12日まで日産ギャラリーでデビューイベントも開催される。

日産「ティアナ」(XV)

3代目となる新型「ティアナ」は、日本やアメリカなど世界120カ国以上で、年間60万台以上を販売するグローバル戦略車として開発されたという。立体的なフロントフェンダーから後方へシャープに流れるキャラクターライン、存在感のあるフロントグリル、鋭い眼光を思わせるヘッドランプにより、引き締まったエクステリアデザインに。室内空間は2代目のコンセプト「おもてなし」を継承しつつ、「スパイナルサポート機能付シート」を採用するなど、快適性も向上させた。

走行性能にもこだわり、新開発のリヤマルチリンクサスペンションを採用。従来からのリンクブッシュに加え、新たにコネクトブッシュを採用することで、優れた応答性と安定したコーナリングを両立させており、操縦安定性と乗り心地が向上したという。エンジンやCVTの改良とともに、走行抵抗の低減、オルタネーター回生制御、電動パワーステアリングなどを採用し、JC08モード燃費は旧型「ティアナ」に対して26%向上。加速性能と燃費性能の両立を実現させている。

新型「ティアナ」は、「XV」「XL」「XE」の3グレードを用意し、価格は「XV」が304万5,000円、「XL」が275万3,100円、「XE」が242万9,700円。同車の発表に合わせ、2月12日までデビューイベントも開催される。横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは全ボディーカラー6台、東京・銀座の日産銀座ギャラリーでは計2台が展示され、プレゼンテーションや映像を通じて新型「ティアナ」の魅力を伝えるとのこと。