トヨタ自動車は20日、都内で新型「ヴォクシー」「ノア」発表会を開催した。同日から販売開始され、ハイブリッド車も2月24日の発売を予定している。

新型「ヴォクシー」「ノア」が同時に発表された

新型「ヴォクシー」「ノア」は、「EMOTIONAL BOX」を共通のコンセプトとし、車外からでも室内の広さがわかる「力強いハコ」を追求したデザインに。「ヴォクシー」は"毒気"のあるかっこよさを、「ノア」はミニバンの王道を行く"堂々感"を表現したという。新開発の低床フラットフロアにより、「クラストップレベルの広々空間」「子供・高齢者にも優しい乗降性」「使い勝手の良い荷室」も実現している。

クラス初という本格ハイブリッドシステム(リダクション機構付のTHS II)も搭載され、1.8Lハイブリッドシステム搭載車はJC08モード走行燃費23.8km/Lの優れた環境性能を実現した。2.0Lエンジン搭載車(2WD車)のJC08モード走行燃費は16.0km/L。

その他、7人乗り仕様車の2列目に、超ロングスライドのキャプテンシートを採用。「ワンタッチスイッチ付パワースライドドア」「オート格納ドアミラー」「おくだけ充電」などの快適装備も設定し、「インテリジェントパーキングアシスト」「広角カラーバックガイドモニター」といった安全装備もオプション設定される。ウェルキャブ(メーカー完成特装車)も改良され、車いす仕様車(スロープタイプ)では手動スロープ前倒れ機能の採用・後付けセカンドシートの設定により、「普通のクルマ」としても使用可能だという。

"毒気"のあるかっこよさを表現したという「ヴォクシー」

ミニバンの王道を行く"堂々感"を表現したという「ノア」

20日に行われた発表会では、トヨタ自動車製品企画本部チーフエンジニアの水澗英紀氏が、「新型ヴォクシー・新型ノアは、デザイン、パッケージ、使い勝手や快適性、そして環境性能や安全性能を大きく進化させました。家族の夢を丸ごと乗せて、楽しいひとときをともに過ごせる最高のミニバンに仕上がったと思います」とコメント。会場には実車も多数展示され、「室内広々 クラスNo.1 室内高 1,400mm」「多彩なシートアレンジ クラスNo.1 スライド量810mm」「どんな荷物もラクラク クラスNo.1 荷室フロア高 500mm」など、新モデルの魅力が紹介されていた。

新型「ヴォクシー」「ノア」の価格はいずれも218~297万円。新型「ヴォクシー」は全国のネッツ店で販売され、月販目標は4,600台、新型「ノア」は全国のトヨタカローラ店で販売され、月販目標は3,400台となっている。ウェルキャブの価格は、「ヴォクシー」「ノア」ともに258万4,000~358万8,000円。

新型「ヴォクシー」「ノア」発表会

新型「ヴォクシー」外観・内装イメージ

新型「ノア」外観・内装イメージ