WOWOW「旅するW座」第5弾『シャンボンの背中』の上映イベントが20日、東京・渋谷のユーロスペースで行われ、放送作家の小山薫堂とイラストレーターの安西水丸が出席した。

左から、放送作家の小山薫堂、イラストレーターの安西水丸

「旅するW座」は、WOWOWが日本初公開の作品を全国で無料上映するイベントで、これまで5作品を26劇場で上映。第5弾となるフランス映画『シャンボンの背中』は、妻と息子と幸せに暮らしていた左官のジャンが、息子の担任である若い教師・シャンボンと出会い、お互いを意識した2人は不倫をしてはいけないと思いつつ、一線を越えそうになっていく――というラブストーリーで、WOWOWシネマ「W座からの招待状」でも、29日21時から放送。

「W座からの招待状」で案内人を務める小山は、「テレビ局であるWOWOWが、単館系劇場を応援することはとても意義あること」と、「旅するW座」の試みに感嘆。『シャンボンの背中』は、小山と安西が、今年のカンヌ映画祭に直接出向いて選んだ作品で、「コンペティション以上に、映画のマーケットは面白かった」と振り返った小山は、「我々は取り憑かれたようにこの作品に魅かれた。日常から外れた大人のラブストーリーです」とアピール。3回鑑賞したという安西も「よくできた映画。主人公の女性がとてもステキです」と笑顔で紹介した。