富士石油は11日、連結子会社のアラビア石油が、エジプトのスエズ湾ノースウェスト・オクトーバー鉱区の権益を海外の石油開発会社に売却したと発表した。

同鉱区はスエズ湾北西部沖合水深約60メートルに位置する。アラビア石油は50%の権益を保有していた。譲渡先と譲渡額は公表していない。なお、今回の譲渡をもって、アラビア石油が保有していた石油権益の処分は全て終了し、同社は石油開発事業から完全撤退することとなった。

富士石油は、今回の譲渡が同社の連結業績に及ぼす影響は軽微であるとしている。