食産業特化型求人サイト「cook+biz」を運営するクックビズは4日、都心部の若者を対象とした「農業インターンシップ」第2期の実施を2014年1月中旬に開始すると発表した。

この農業インターンシップでは、農業分野における長期キャリア形成のサポートを目指している。第2期の受入先は、高知県嶺北地域の農業生産法人「れいほく未来」と「ウィンドファミリー」。このうち、れいほく未来では「ハローワークや口コミではなかなか就農希望者が集まらない」という問題を抱えており、今回の取り組みでスキルの高い就農希望者が増えることを期待しているという。

農業インターン募集サイト「farm+biz」トップページ(出典: farm+biz Webサイト)

インターンシップの内容は、フルーツトマトやししとうの栽培、出荷作業のほか、栽培した野菜を専門のキッチンで調理・加工・出荷する「6次産業ビジネス」などで、期間は3週間。インターンシップ終了後は、本格的に農業法人で働きたいと感じた人のために、研修コースを設定し、研修終了後に就農支援を行うなど、従来の「所得が少ない」「技術の未熟さ」といった問題も同時に解決するとしている。

自治体も、宿泊施設や一部食材の提供などのサポートを実施。今後は、インターンシップを2カ月に1回のペースで開催し、受け入れ先の現地法人を順次増やす予定だ。詳細は農業インターン募集サイト「farm+biz」まで。