2014年1月25日より全国公開される特撮映画『ヌイグルマーZ』の試写会が22日、東京・新宿バルト9で行われ、映画初主演となるタレントの中川翔子、武田梨奈、井口昇監督が舞台あいさつを行った。

左から武田梨奈、中川翔子、井口昇監督

『ヌイグルマーZ』は、大槻ケンヂ率いるロックバンド・特撮の楽曲「戦え! ヌイグルマー」から生まれた小説「縫製人間ヌイグルマー」が原作。『デッド寿司』(2013年)や『電人ザボーガー』(2011年)で井口昇監督がシナリオを執筆し、映画初主演の中川を主演に迎えて劇場映画化した作品となる。中川演じるロリータファッションの少女・夢子は、生命を宿したテディベアのブースケと合体。「ヌイグルマー」として、109体のゾンビたちや、さまざまな強敵と激闘を繰り広げる物語が描かれる。当日流された特報映像では、ぬいぐるみのブースケの声は、俳優の阿部サダヲが演じることも明らかになった。

舞台あいさつには、中川が夢子のロリータファッション、武田が夢子が変身するヌイグルマーのコスチューム姿で登場。この衣装で観客の前に立つのは今日が初めてだという。「昔からみんなに夢を与える特撮作品に出るのが夢でした」と念願の夢がかなった中川は、「ヒーロー、勇気、友情、ファンタジー、ゾンビ、たくさんの素敵が詰まった作品です。宇宙で一番素敵な色であるピンクのロリータ服で出演できて、もういつでも笑顔で死ねるぐらいの代表作です!」と大感激。登壇した井口監督も「10年来中川さんが主演の映画をとるのが夢だったんです」と、いわば相思相愛だったことを明かしていた。

武田は、中川演じる夢子が変身して激しいアクションを繰り広げる「ヌイグルマー」のコスチュームで登場。コスチューム姿の武田を見た中川は、「(キャラクターデザインの)鶴巻さんとコヤマ(シゲト)さんが描く女の子は、顔が小さくって腰が華奢。この衣装を着られるのはエヴァボディの梨奈ちゃんだけ!」と大絶賛。武田は「ヌイグルマーとキルビリーという少年役の二役で、一日に両方を演じることもあったんですが、この衣装を着るとテンションが自然に上がって、演技を助けられました」と明かしていた。

『ヌイグルマーZ』と特撮への愛を語りだすと止まらなくなる様子の中川だったが、「私は今回は第1作だと思っていて、第2弾、第3弾に期待しています!」と次回作にも意欲を見せいた。『ヌイグルマーZ』は2014年1月25日公開。