『ヌイグルマーZ』ポスタービジュアル

タレントの中川翔子が初主演を務める映画『ヌイグルマーZ』の公開日が2014年1月25日に決定し、本作のキャラクターデザインを担当する鶴巻和哉とコヤマシゲトが描き下ろした「ヌイグルマー」、第一弾ポスタービジュアル、特報映像が公開された。

本作は、大槻ケンヂ率いるロックバンド「特撮」の楽曲「戦え! ヌイグルマー」が原作。同曲の切ない詩世界が、『電人ザボーガー』(2011年)で知られる井口昇監督によって映画化され、主演は自身にとって初主演作となる中川翔子が務める。中川が「大好きなゾンビと友情、ラブもあって、そしてかわいらしいファッション。この世の素敵が全て詰まった最高にカオスの作品です」と語る世界感の中で、念願の"ヒーロー"デビューを果たし、自作のピンクのヌンチャクでゾンビ相手にアクションを披露する。

中川が演じる主人公・鮎川夢子は、「皆さんに『ダメな人でも大丈夫なんだ!』っていうメッセージが届いたらいいと思う」と語るとおり、失敗ばかりで自分の居場所を見つけられない少女。自宅で特撮作品を見ることを日課にしていた鮎川は、ある日亡くなった姉の娘・響子を守るために、生命を宿したテディベアと合体し戦士「ヌイグルマー」として立ち上がる。以前から特撮作品のヒーローに憧れていたという中川は、人を愛する姿を失わない鮎川夢子を熱演している。

世界を滅亡の危機に瀕させるゾンビの群れとの戦いなど、ガールズアクションが満載となる本作だが、「ヌイグルマー」を演じるのは「第一回ジャパンアクションアワード」を受賞し日本で最もアクションを魅せられる女優・武田梨奈。武田のアクションの魅力を最大限に引き出すアクション監督には、『仮面ライダーアギト』から『仮面ライダーフォーゼ』まで多くの平成仮面ライダーシリーズのアクション監督を務めた宮崎剛。中川に「憧れの人」と言わしめる宮崎は、現場においてアクションの魅せ方に妥協を排し、武田にはつま先の位置にまでこだわった指導をしていたという。

鶴巻和哉版

コヤマシゲト版

そして、公開されたポスタービジュアルでは、中川がロリータ服のブランド「Baby, The Stars Shine Bright」の特注衣装を着用。さらに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズに参加するアニメーション監督・鶴巻和哉と、『交響詩篇エウレカセブン』などで知られるイラストレーター、デザイナーのコヤマシゲトによる「ヌイグルマー」のビジュアルがそれぞれに公開されている。

『ヌイグルマーZ』特報

特報映像では、「ヌイグルマー」のアクションシーンや中川演じる鮎川夢子の変身直前のシーン、CGを一切排した邦画史上最多となる109体のゾンビなどが明らかに。ゾンビの造形は、日本を代表する特殊メイクアップアーティストの西村喜廣が担当している。

(C)2013ヌイグルマーZ/フィルム・パートナーズ