「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2013」に輝いた大和田獏・岡江久美子夫妻

「いい夫婦の日」をすすめる会は12日、理想の有名人夫婦「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2013」が俳優の大和田獏・岡江久美子夫妻に決定したことを発表した。同日に記者発表会で表彰が行われた。

この賞は、理想の夫婦・カップルにふさわしい二人を一般応募の得票数とその推薦理由、社会背景をもとに毎年選出しているもの。今年は8月1日~10月4日、はがき、インターネットを通じて投票総数1万3,697件が集まった。

大和田獏・岡江久美子夫妻は、今年結婚30周年。一般からの推薦理由で目立ったのは、「裏表のない明るいカップル」「よい距離を保った熟年夫婦のお手本」「お二人とも活躍され、お互いを尊重しながら助け合っている様子」などの言葉だったという。

――受賞の感想は?

「私どものような二人をいい夫婦に選んでいただきまして、本当にありがとうございます。いい夫婦というふうに言われたんですけど、実際いい夫婦ってなんだろうっていまだにわかりません。また私たち夫婦が本当にいい夫婦なのかどうかも確信は抱いておりませんけれども、なんとか30年山あり谷ありの中でもやってきましたので、少なくとも二人の中ではいい30年でしたし、いい夫婦だったのかなとは感じております。ありがとうございました」(大和田さん)

「本日は本当にありがとうございます。私もいい夫婦とは思っていませんけれども、いい夫婦になりたいとは思っています。いい夫婦って難しいですね。どれがいい夫婦なのかわからないんですけれども、私たちの中でまあまあ、うん、まあまあですね。30年間やってきました。親から離れて肉親よりも他人といる夫婦生活のほうが長いというのは、この私が、というくらい自分でもびっくりしております。記念の30年にこういう賞をいただいてうれしい気持ちでいます。ありがとうございます」(岡江さん)

結婚30周年に乾杯

――長くいい夫婦でい続けられる秘訣は?

「それぞれみなさん違うと思うんですけれども、私たち夫婦のあいだでの秘訣は"いい距離"ですね。価値観はいっしょですね。お互い見つめ合わなくても見つめ合っている場所はいっしょなんですよ。趣味とかお互い尊重しながら、まるっきり趣味がいっしょではないんですけれどもあるところでは心ひとつになるし、つかず離れず、いい距離感をもった私たちだと思っております」(岡江さん)

「自分でも秘訣というのはよくわからないんですけれども、ただひとつ、結婚するときに自分の中で思ったことがあります。人はそれぞれ違います。十人十色というようにそれぞれが違うので、その違う二人がいっしょになってできる夫婦も十組十色。いろんな色を持った夫婦がいていいんじゃないですか。だからあんまり人の夫婦を見たりとかまわりの意見だったりとかは無視して、自分なりの自分たちなりの色合いの夫婦になれればいいなあと思ったんです。

お互いそれぞれの人生で、すべて相手の人生を責任を持つことは僕はできない。彼女の幸せを全部僕が責任を持つことはできないので、自分の人生は自分で歩んでくれ、その歩んでいく人生を僕は尊重したい。だから相手にあまり大きなことを期待しないように、と結婚の時思いました。

これはお互いそうだと思います。お互いのそれぞれ生きていく道を尊重し合い、ある程度距離を置きながらも助け合い励まし合ういい距離感できたんじゃないかなと思います」(大和田さん)

――これからどんな二人の時間を大切にしていきたいですか?

息ぴったりの夫妻

「今までとそう変わらないと思います。むしろ今までどおりのペースを保っていきたいなあと思っております。彼女は非常に旅行が好きで、旅行友達が多くて、いろんなところへ行くんですけれども、そうやって自由に旅行に行って帰ってきて、その話を聞くのも楽しみです。

それぞれがほんとうにやりたいことをして、ちゃんと人生をまっとうするやり方にそれぞれが集中して、たまに二人が顔を付き合わせてお互いが経験したことを語り合ってまた次のステップにあがっていけるような夫婦になりたいなと思います」(大和田さん)

「私たち夫婦もいつもべったりという仲のいい夫婦ではないので、お互い自由なことをさせていただいて、また帰ってきて、お互いに会話が生まれて、というのを続けさせていただきたいと思います」(岡江さん)