映画『JUDGE/ジャッジ』の初日舞台あいさつが8日、都内で行われ、キャストの瀬戸康史、有村架純、佐藤二朗と古波津陽監督が出席した。

映画『JUDGE/ジャッジ』の初日舞台あいさつに出席した有村架純(左)と瀬戸康史

外海良基の同名漫画(スクウェア・エニックス刊)を原作にした同作は、全編に渡って監視カメラの映像を使用したスリラー作品。閉ざされた空間に監禁された7人の罪人に課せられたのは、死の裁判ゲーム。制限時間内に素性を探り合い、より罪が重いと思った者に、死の"ジャッジ"を下さなければ生き残れない極限のゲームが始まる――というストーリーで、映画は全国公開中。

憤怒の罪を負ったオオカミ役の瀬戸は、「人間の恐ろしさと同時に素晴らしさも感じることが出来る。人間の良い所を感じて頂ければ」とアピールすると、佐藤は「瀬戸くんと有村さんの顔と僕の顔の大きさが違い過ぎて、みなさん遠近法がおかしくなるでしょ?」と自虐し、観客は大爆笑。一方、「生中継を観ているような緊張感、臨場感を味わって欲しい」と笑顔でPRしたライオン役の有村は、動物のマスクを被った撮影中の苦労もあったようで、「息苦しくて暑くて大変だった。いつも胸がいっぱいで、食欲が無かった」と打ち明けた。

また、舞台あいさつでは、キャスト陣がタイトルにちなみ、人生でジャッジを下した体験を披露。瀬戸が「子どもの頃から獣医になるのが夢だったけど、親の勧めで芸能界に入ったこと」と明かすと、有村も「女優になりたいと思っていたので、オーディションを受けてこの世界に入ったこと」と同調。佐藤は、「サラリーマンをやってて、28歳の時に役者に戻ったこと。今の嫁と同棲中だったけど、許してくれたので頭が上がらない」と愛妻家をアピールしつつ、マスクを被って別人になれるとしたら?と聞かれると「嫁に外飲みを禁止されてるから、我を忘れるまで飲みます!」と宣言していた。