1980年代を代表するアイドルと言えば、中森明菜さんと松田聖子さん。男性はもちろん、女性の熱狂的なファンも多かったですよね。今回はそんな2人のアイドルの特徴をもとに、どちらのファンの女性が勝ち組になれたのかを解説していきたいと思います。当時ファンだった女性たちは、自分のことをあてはめながら読んでみてくださいね。

松田聖子さんファンの特徴

松田聖子さんファンvs.中森明菜さんファン。どちらの女性が勝ち組になっている?

「聖子ちゃんカット」がブームになったほど、彼女は当時の女の子のバイブルでした。女の子らしさを前面に出した姿が、多くの女の子たちの憧れになったのは言うまでもありません。女性……というよりも「乙女」の部分を前面に出しているので、憧れてまねをする人たちはどうしても「ぶりっこ」と言われてしまう人も多かったことと思います。

多くの芸能人も松田聖子さんのファンだと公言しており、渡辺満里奈さん、森口博子さんといった名前を聞くと、「なるほどな」と思う方も多いのではないでしょうか。

中森明菜さんファンの特徴

聖子さんが光であれば、明菜さんは影といったところでしょうか。歌を聴いていても、どちらかと言えば突っ張った印象を持つため、ミステリアスな部分がある女性に映ります。

いつもニコニコ笑顔で受け答えするタイプとは違っていましたが、人生に悲観的だったというよりも、自分をプロデュースする面においては不器用な生き方をしていたのかもしれません。ですから、そういう思春期の頃感じたなんとも言えない不安感や絶望感、そう言ったマイナスの部分を明菜さんの音楽や雰囲気から共感できていた女性は少なくなかったことと思います。

恋愛においての勝ち組は?

聖子さんのファン: ぶりっこ、乙女、清純。「女」と言う性に強く憧れ、こだわりを持っている。

明菜さんのファン: ツンデレ、ミステリアス、ツッパリ系。女性というより1人の人間として強くありたい。

恋愛という面においての勝ち組は、断然聖子さんファンになります。やはり、恋愛の基本は男と女がお互い持っていない物に引かれあい、恋に落ちるわけです。女性らしさを出すと言うのは、男性にとって未知の世界ですから当然恋愛対象になりやすいです。

また、いつまでも「女は清くあってほしい」と言う願望を抱える男性にとっては、乙女な部分を出している女性は、たとえそれが打算的だったとしても「自分が初めてなのか」と言う期待を持たせることができるのも特徴です。

結婚生活での勝ち組は?

結婚生活という点においては、明菜さんファンが勝ち組といえるでしょう。夫婦と言うのは、時には恋人のような、時には親友のような、時にはパートナーのような……いろんな顔を見せ合える関係だと思います。男女という関係性は当然のことですが、それ以上に人としてどれだけ大切に思え、尊敬できるかということが大切です。私自身結婚をしていますが、やはり恋愛をしていた頃のように、女の部分だけを見せていても信頼関係には限界があるように感じます。女だけではなく個人の部分でつながれることで、恋愛をしていたとき以上の信頼関係が築けていけます。

異性としての面だけを意識させてしまうのではなく、女として意識させつつも1人の人間として尊重できる関係であることに重きを置く点では、右に出るものはないと思います。

聖子さんファンと明菜さんファン。現在アラフォー以上の女性たちが多いかと思いますが、お互い違った魅力を持っているので、違った勝ち組が存在するのではないでしょうか。恋人としての魅力とパートナーとしての魅力。2人のいいところ取りをした女性がいたら、最強の勝ち組と言えるのかもしれません。

著者プロフィール

片瀬萩乃
恋愛作家
常に相談者の立場に立った前向きなコメントに「恋愛の楽しさを思い出した! 」「自分の気持ちに自信が持てた! 」と多くの女性からアツい支持を得ている。著書に、シリーズ合計20万部突破した『モテ本! 』『モテ本! ハイパー』『モテ本ビジュアル強化BOOK』(以上、大和書房)、『終わらない恋をするための恋愛のルール』『喜ばせハンドブック』(以上、中経出版)、『永遠に彼が夢中になる恋愛のルール』(二見書房)、新刊に『しあわせのはじまりは、ときめきから』(学研)がある。 オフィシャルサイト「恋結‐コイムスビ‐」、オフィシャルブログ「today+」も展開中。