三井住友銀行は23日、モンゴル国ウランバートル市にソウル支店ウランバートル出張所を開設した。これはモンゴルにおける、邦銀初の拠点になるという。

モンゴルは、銅や石炭等の豊富な資源を背景に、近年2桁台の経済成長率の伸びを記録する世界でも有数の成長国だという。また、3月の安倍首相の訪蒙以降、両国企業間の経済活動が一層活発化していくことが期待されているとしている。

同行は、これまでもモンゴル唯一の政府系開発銀行であるモンゴル開発銀行(Development Bank of Mongolia)や、モンゴル最大という民間銀行であるハーン銀行(KhanBank)との業務提携を通じ、同国における金融ネットワークの拡充に努めてきたとしている。また、成長が期待されるエネルギー分野においては、同行、モンゴル国エネルギー省(Mongolia Ministry of Energy)、日立製作所の三社間で業務提携契約を締結し、モンゴルにおける送配電網の開発プロジェクトに取り組んでいるという。

このたび、ウランバートル出張所を開設することにより、同行の強みであるプロジェクトファイナンス、トレードファイナンスを始めとした金融サービスの提供を通じ、現地における顧客のニーズに一層応えていくとしている。