オリックス生命が9月2日に販売を開始した医療保険「新キュア」「新キュア・レディ」(以下、「新キュア」)の申込み総数が、1カ月間で約4万件を突破しました。「新キュア」とはどんな商品なのか、どんなプロモーションを行っているのかなどについて、ダイレクト事業部管掌補佐の石長浩之さんに聞きました。

オリックス生命 ダイレクト事業部管掌補佐の石長浩之さん

――今、医療保険の戦国時代と言われていて、各社が特徴のある商品を販売しています。なぜそのような状況になっているのでしょうか?

医療保障に対するニーズが高まっているからだと思います。

これまでは生命保険というと死亡保障のイメージが強かったのですが、平均寿命が伸び、医療保険のような生きるための保険に関心が向くようになったのでしょう。

医療保険は自分のための保険なので、加入していれば安心感も大きいですよね。

――確かに、自分が病気になったときのことは誰しも心配ですし、特に入院が長引いたらどうしようと思いますよね。それで今回、三大疾病による入院は給付金支払日数を無制限にしたということでしょうか?

はい。「キュア」は、シンプルで分かりやすく、保険料がリーズナブルで、七大生活習慣病で入院したときの保障が手厚いのが特長でした。「新キュア」は、そのコンセプトを引き継ぎながら、三大疾病による入院は給付金支払日数が無制限というプランを設けました。

(対面販売では、七大生活習慣病による入院給付金支払日数を無制限とするプランもお選びいただけます。)

――無制限というのは、他社の商品にはない特長ですよね。それがヒットにつながったということでしょうか。

その点が評価されたと思います。もともとシンプルで保険料がリーズナブルということもありますし。

おかげさまで、7月24日に「新キュア」を発表してから、コールセンターは資料請求予約の電話が鳴りっぱなしという状態で、販売を開始した9月2日からの11日間で対面販売と通信販売合わせて加入申込みが1万件を超えました。私たちも反響の大きさに驚いています。

――「新キュア」のテレビCMも好評です。

オリックス生命のイメージキャラクターのバクバクと、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」に有馬めぐ役で出演した足立梨花さんが街頭演説するというものです。

「あまちゃん」に有馬めぐ役で出演した足立梨花さんが出演するテレビCMも好評だ

――足立さんのキュートさと、バクバクのちょっととぼけた味で視聴者の興味を引きつけながら、「新キュア」の商品性をアピールしていますね。

今、いろいろな保険会社が種類豊富な医療保険を揃えているので、きちんと比較して自分のニーズや考え方に合ったものを選びましょうというメッセージを込めています。

テレビCMが流れると、オリックス生命のウェブサイトへのアクセス数も急激に増えます。テレビを見ながらスマホで検索される方も多いのではないでしょうか。

――ウェブサイトでは「新キュア」の詳細な説明が見られますね。

はい、商品の特長のほか、保険料の見積もりや資料請求もできます。PCサイトのほか、スマホサイトもご用意しています。

――七大陸パワースポットの旅というキャンペーンも行っていますね。

"七大生活習慣病"の保障が手厚いということから、"七大陸"をテーマにして、簡単なクイズに答えるだけで、エアーズロックやマチュ・ピチュ、南極などのパワースポットへの旅が当たるというものです。今は保険のニーズがないという人にも「オリックス」に関心を持ってもらえるよう、誰でも応募できるようにしていますので、ぜひチャレンジしてみていただきたいと思います。

――「新キュア」の契約数はますます伸びそうですね。

契約が増えることよりも、よい保険であることを知っていただき認めていただくことがうれしいですね。

また、新キュアをきっかけに保険に興味を持ったり、あるいは今入っている保険を見直したり、さらにお金に意識を向けたりしていただきたいと思っています。

――保険の見直しをマネープランの見直しに結びつけるということですね。

実は私も、これまでに入っていた保険を見直して「新キュア」に加入し、それと同時に、オリックス生命のシンプルな死亡保険「ブリッジ」にも加入したところ、毎月の保険料がかなり下がったんですね。

そして、ほかにもムダがないかと見回すと、住宅ローンが10年目で金利が上がり毎月返済額が増えるところだったので、金利タイプを変更しました。また、いつの間にかクレジットカードの枚数が増えていることに気づき、年会費のかかるものやあまり使わないものを整理して枚数を減らしました。するとトータルで、年間80万円くらいのコスト削減になりました。

――80万円! それは大きいですね。家計の見直しは、食費や光熱費などの変動費より、保険料や住宅ローンなどの固定費を減らすほうが節約効果が高いものですが、まさにそれを実践したということですね。

そうなんです。保険の見直しがライフプランの見直しになり、さらに言えば、人生の贅肉(ぜいにく)を落とすことにつながりました。

――自分のお金と向き合うことは大切ですが、実際にはなかなか機会がありません。保険がそのきっかけになるといいですね。

ぜひそうしていただきたいと思います。

執筆者プロフィール : 馬養 雅子(まがい まさこ)

ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。金融商品や資産運用などに関する記事を新聞・雑誌等に多数執筆しているほか、マネーに関する講演や個人向けコンサルティングを行っている。「図解 初めての人の株入門」(西東社)、「キチンとわかる外国為替と外貨取引」(TAC出版)など著書多数。新著『明日が心配になったら読むお金の話』(中経出版)も発売された。また、リニューアルされたホームページのURLは以下の通りとなっている。

http://www.m-magai.net/