日本法規情報は、電話勧誘販売・家庭訪販等様々な手口の悪徳商法の被害状況、救済方法の認識度等について、1,826名を対象にアンケートを実施した。
半数以上が身近で悪徳商法に遭遇
最初に、悪徳商法に遭(あ)ったことがあるか尋ねた。「巻き込まれそうになったことがある」(21%)、「遭ったことがある」(17%)、「同僚・知人などで被害に遭った人はいる」(10%)、「家族が遭ったことがある」(8%)の合計は56%で、半数以上が身近で悪徳商法の被害に遭っているようだ。
悪徳商法のイメージ「高齢者が狙われる」
次に悪徳商法のイメージを聞いたところ、「高齢者が狙われやすい」が76%、「電話勧誘」が53%、「高級品の訪問勧誘」が41%だった。ニュース等で取り上げられるケースが「高齢者をターゲット」とした事案が多いことも、影響していると考えられる。
実際、2013年4月に警察庁が発表した「特殊詐欺の認知・検挙状況等について(平成25年2月)」によると、男女年齢別「特殊詐欺」被害者ランキングでは、オレオレ詐欺被害者1位は70歳以上女性(53.9%)であった。また、架空請求詐欺被害者1位は70歳以上女性(19.1%)で、高齢者の女性が特に狙われやすい傾向にある。