「いま購入・消費したい商品・サービス」は、「食」「衣類・服飾」関連がメインに

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングはこのほど、消費者の意識とポイントの利用意向を把握するため、「第1回 Ponta消費意識調査 2013年10月」を実施、結果を公表した。

同調査は9月4日~10日、「Pontaリサーチ」会員(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしている人)2,924人・男性、女性×年代別(20・30・40・50・60代、70代以上)の各12セルで250サンプル以上を対象に、インターネット調査にて実施した。なお、70代以上のみ169サンプルとなっている。

「いま購入・消費したい商品・サービス」は、3人に2人が「食品」

「いま購入・消費したい商品・サービス」の1位は、「食品(ふだん食べるもの)」で66.3%となた。「衣・食・住」のうち、「食」関連の項目と「衣類・服飾」関連の項目が10位以内に多くランクインする一方で、「住居」関連の項目は上位にランクインしなかった。

余暇活動としては「旅行(宿泊を伴うもの)」「旅行(日帰り)」が上位に入った。そのほか、映画鑑賞、観劇・コンサートが20位以内にランクインしている。

冬のボーナスの「使いみち」は「旅」がダントツ1位

冬のボーナスの「使いみち」は、1位「旅(宿泊を伴うもの)」(12.2%)、2位「外食(食堂ほか専門店)」(7.1%)となった。「旅行(宿泊を伴うもの)」は12.2%と突出した結果になり、「旅行(日帰り)」も10位に入っている。

「衣・食・住」のうち、「食」関連の項目では、「外食(食堂・レストラン、和・洋・中ほか専門店)」が2位、「食品(お取り寄せなど、特別なもの)」が5位で、8位の「食品(ふだん食べるもの)」を押さえており、日常の中で少しぜいたくな消費を求める傾向が見える結果となった。また、「衣類・服飾」関連では、「衣服」が3位、「くつ」が9位となった。

4位に「パソコン」、6位に「家電(キッチン・生活系、冷蔵庫、電子レンジ)」、7位に「家電(AV系、テレビ・DVDレコーダーなど)」がランクインし、「特にない」は14.0%、「支給されない・分からない」は49.5%となった。

冬のボーナスの「使いみち」は、「旅」が12.2%で1位に

「消費税率引き上げ前に購入したい」ものは、「住居関連」が1位

「消費税率引き上げ前に購入・消費したい商品・サービス」は、「住居関連(住宅関連、家電、インテリアなど)」(23.3%)が1位となった。1位は、2位以下に大きく差をつけており、駆け込み需要の可能性が見える結果となった。

一方、「衣・食・住」のうち、「いま購入・消費したい」「冬のボーナスで特に購入・消費したい」で上位にランクインした「食関連(食品、外食、嗜好品など)」と「服飾関連(衣服、くつ、かばん、アクセサリーなど)」の項目は、それぞれ10%強となった。

2位は「通信・メディア関連(携帯、パソコン、書籍、各種ソフト)」で13.1%、3位は自動車関連で12.8%。「特にない」は45.1%となった。

「消費税率引き上げ前に購入したい」もの、4人に1人が「住居関連」

「ポイントをためたい」意識は特に40代で強い

全体では、「Pontaポイントをためたい」という回答は、93.3%。性・年代別にみた場合、男女ともに40代が「ためたい」の回答率が高くなった。

「Pontaポイントをためたい」という人は、93.3%

「ポイントを使いたい」は35.6%

全体では「分からない・決まっていない」が38.6%で最多。「使いたい」が35.6%、「使いたくない」が25.8%と続いた。「使いたくない」は、"ポイントをためたいから"、"目標のポイント額までためたいから、今は使いたくない"など、様々な理由が考えられる。

性・年代別では、「使いたい」意向は男女ともに40代がもっとも高い結果となった。男女ともに20代は、「使いたくない」が年代別で最高となり、「分からない・決まっていない」は年代別で最小となっているため、「使う」目的が明確な層と推測できる。

ポイントを使いたいかどうか、「分からない・決まっていない」が38.6%で最多

「ポイントを使うとき」は、「ある程度ポイントがたまったとき」が過半数

Pontaポイントを使うタイミングとして、「ある程度ポイントがたまったとき」が最多で、55.5%と過半数の回答を得た。次いで、「商品交換時」が25.7%、「お得なキャンペーンの実施時」が23.2%と続いている。

「ポイントを使うとき」は、「ある程度たまったとき」

ポイントの使い方、男性は利便性、女性は目標を定めた利用重視

ポイントの使い方では男女に差がでた。男性は「毎回」「小銭の代わり」に利用するなど日常の便利さを重視する傾向が、女性は「ある程度ポイントがたまったとき」「商品交換」など目標を定めてためて使う傾向が読み取れる。

女性は目標を定め、ポイントをためて使う傾向