富士重工業は30日、スバル「エクシーガ 2.5i EyeSight S Package」の発売キャンペーンとして、「SUBARU EXIGA スペシャルトークショー」を都内で開催した。ゲストに高田道場代表の高田延彦氏、自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏が招かれた。

会場に展示されたスバル「エクシーガ 2.5i EyeSight S Package」

高田延彦氏(写真左)と河口まなぶ氏(同右)

「エクシーガ」の特別仕様車「エクシーガ 2.5i EyeSight S Package」では、足回りのビルシュタイン製ダンパー・18インチタイヤをはじめ、サテンメッキのドアミラー、ハイラスター塗装の18インチアルミホイールなどの専用装備も採用。「ミニバンの枠を超えた、優れたハンドリング性能としなやかな乗り心地を実現」(富士重工業)しているという。

トークショーの会場には、「エクシーガ 2.5i EyeSight S Package」と、「エクシーガ」ベースモデルの2台が並んだ。ベースモデルに試乗したという高田氏は、「本当にすごいクルマ。低重心で、車内に入ってもミニバンって感じがしなかったですね。しかも広くて、運転席から後部座席を振り返ったとき、けっこうな距離感があるんですよ。実際に走らせるとスポーツタイプの機能も備えているのに、7人も乗れてゆとりもあるんです」と感想を述べた。

「エクシーガ 2.5i EyeSight S Package」には、運転支援システム「アイサイト」をはじめ、運転時のさらなる「安全」「安心」を提供する先進技術も多数搭載。これらの技術に関して、河口氏がミニカーを用いて説明する場面もあった。

ミニカーは「アイサイト」と同様に、前方の障害物を察知すると自動的に止まるしくみ。「しかもこのミニカー、動いた後で(障害物を察知して)止まると、ブレーキランプもつくんですよ」と河口氏が説明すると、「ホントだ、消えてる! これと同じものがエクシーガにも搭載されているわけですね」と高田氏も興奮気味。

「アイサイト」の搭載により、「全車速追従機能付クルーズコントロール」と呼ばれる機能も装備。河口氏によれば、高速道路での走行や、渋滞中の運転などで有効だという。

「障害物を見つけたらブレーキがかかる機能を利用したもので、クルーズコントロールをセットして走行中、前の車との距離が詰まってくるとブレーキがかかるんです。要するに、スピードを調整しつつ、前の車と同じ速度で付いていけるようになるわけですね」と河口氏は説明し、ミニカー3台を使って実演。3台とも等間隔で走行し、先頭のミニカーが障害物を察知して止まると、残る2台も一定の間隔を保ったまま停止した。

河口氏がミニカーを使ってスバルの先進技術を説明。高田氏も興味津々

河口氏の車両解説に、高田氏も真剣に耳を傾ける

これら先進技術の説明を受けた高田氏は、「"究極の安心"ですよね。ぶつからないわけでしょ!? うっかり前の車に当たる、ということもなくなるんですよね?」「疲れずにいくらでも走れそう。車間距離を広く取って(全車速追従機能付クルーズコントロールを)設定すれば、より安心ですね」と感心した様子。トークショー終了後、河口氏による「エクシーガ 2.5i EyeSight S Package」の車両解説にも高田氏は参加し、自ら後部座席に乗り込んで車内空間の広さを確認するなど、同車をかなり気に入ったようだった。

特別仕様車「エクシーガ 2.5i EyeSight S Package」は現在発売中で、価格は278万円。「エクシーガ」はその他、「2.5i」「2.5i EyeSight」「2.0GT EyeSight」などのグレードがそろい、価格帯は241万5,000円から300万3,000円となっている。