「日本酒の飲用頻度のイメージについて」

宝酒造はこのほど、日本酒に関する意識調査の結果を公表した。同調査は、全国の20代から50代までの男女3,000名を対象に、8月19日から25日にかけて、インターネットを通じて実施した。

日本酒は"特別な"お酒のイメージが強まる傾向に

「日本酒の"飲用頻度"のイメージ」について聞いたところ、「飲みたいときに飲む」が男女ともに最も高くなった。一方、20年前の調査と比較すると「特別なときだけ飲む」のポイントが大きく上昇してることがわかった。"飲用場所"については「家で」や「料亭で」のポイントが上昇したが、「飲む場所を選ばない」は減少し、日本酒が登場するシーンは二極化していることがうかがえる結果となった。

「日本酒の飲用場所のイメージについて」(各n=1,500/グレーの棒グラフ、男性は93年3月、女性は92年10月調査)

「日本酒の"飲用場面"と"人数"のイメージ」について聞いたところ、「味わって飲む酒」がポイントを伸ばし、「付き合いで飲む」や「雰囲気で飲む」イメージが減少した。また、「大勢で飲む」イメージが男女ともに減少していることから、職場の宴会など、その場の雰囲気で飲むといった機会が少なくなる一方、少人数やひとりでじっくり楽しむようなスタイルに変化していることがうかがえた。

「日本酒の飲用場面と人数のイメージについて」

根強い人気は"純米酒"

日本酒を年5~6回以上飲む人、800人を対象に「好きな日本酒のタイプ」について聞いたところ、「純米酒」との回答が48.1%と最も多く、性別や年代別に見ても高い支持を集めた。以下、年代ごとに多少の傾向の違いは見られるが、「純米大吟醸」や「純米吟醸」など純米系の人気の高さがうかがえた。

「好きな日本酒のタイプは?」(複数回答可)

「今後飲みたい日本酒のタイプ」については、全般的に「好きな日本酒のタイプ」と同様の傾向が見られる中、「スパークリングタイプ」に比較的高い飲用意向が示された。

「今後飲みたい日本酒のタイプは?」(複数回答可)

"スパークリングタイプ"の日本酒に注目!

「"スパークリングタイプ"の日本酒の飲用経験と今後の飲用意向」について、その特徴などをあらためて説明した上で聞いたところ、日常的に飲んでいる人はまだまだ少ないものの、全体の64.1%が「飲んでみたい・やや飲んでみたい」と回答した。特に女性や20代、30代で飲用意向が高い結果となった。

「スパークリングタイプ(発泡性)の日本酒の飲用経験」

「スパークリングタイプ(発泡性)の日本酒の飲用意向」