ミュージカル『美少女戦士セーラームーン-La Reconquista-』が、9月13日より東京・AiiA Theater Tokyoにて上演がスタートした。上映前には、プレス向けに最終通し稽古の様子が公開され、主要キャストたちが囲み取材に応じた。
『美少女戦士セーラームーン-La Reconquista-」は、変身美少女アニメの金字塔と言える『美少女戦士セーラームーン』の20周年を記念したミュージカル作品。『セーラームーン』は、1993年に初めて舞台化されて以来、2005年までに27作、800公演以上上演されてきた。今回の復活にあたり、スタッフ・キャストを一新。原作者・武内直子氏も審査員に加わってのオーディションにより、新人の大久保をはじめとした新たなセーラー戦士が誕生した。かつてのシリーズでは男性が演じていた男性キャラクターを、本作では全て女性キャストが担当。タキシード仮面役は元宝塚男役トップスター・大和が担当している。
通し稽古前の囲み取材には、セーラー戦士たちを演じる大久保をはじめ、松浦雅、七木奏音、高橋ユウ、坂田しおり、そして大和が登場。初舞台に臨む大久保は「キラキラの衣装でワクワクしています。このまま漫画の世界に行ってしまいたいです」と、あまり緊張を感じさせない様子で笑顔を見せた。大和は、練習中で決めポーズを取るたびに共演者から黄色い歓声が飛んだことを明かすと、「久々の男役ですが、宝塚時代の男役をさらに進化させたつもりで演じています。地場衛として絶対にうさぎを守ります!」と力強く宣言。会見の最後は大久保が音頭を取って、「見に来てくれないと、月に代わって、お仕置きよ!」の声で締めくくった。
今回の舞台は、1992年に放送されたTVアニメ第一作の世界をベースとしたストーリー。セーラー戦士たちの敵としてクイン・ベリル率いるダーク・キングダムが登場し、ジェダイト、ネフライト、ゾイサイト、クンツァイトら四天王も登場。こちらも元宝塚の彩夏涼ら、女性キャストが担当している。四天王がセーラー戦士たちに近づき、ゾイサイトとセーラーマーキュリーの間にロマンスが生まれる――といった展開も用意されている。アクションや剣戟あり、エフェクトを利用した必殺技シーンもあり迫力十分。初風緑が演じるクイン・ベリルの存在感と迫力は圧巻だった。
また、舞台中にはストーリーの一環として、本舞台の主題歌を担当するももいろクローバーZが映像で特別出演する。通し稽古では百田夏菜子が登場したが、登場キャストは公演によって異なるという。
ミュージカル『美少女戦士セーラームーン-La Reconquista-』は9月13日~23日の期間で、東京・AiiA Theater Tokyoにて上演中。
(C)Naoko Takeuchi
(C)武内直子・PNP/講談社・ネルケプランニング・ドワンゴ