東京学芸大学(学芸大)は、急性断眠が自律神経機能および内分泌機能を低下させることを明らかにしたと発表した。

同成果は、学芸大 健康スポーツ科学講座の宮下政司 准教授および早稲田大学スポーツ科学学術院の研究グループによるもの。詳細は国際学術誌「Journal of Sports Sciences」に掲載された。

今回の研究は、10名の健常若年男性を対象に急性の断眠が自律神経機能および内分泌機能に及ぼす影響を検討したもの。

研究の結果、急性の断眠(34時間)は、翌日の自律神経(副交感神経)活動を亢進させ、内分泌機能(副腎皮質刺激ホルモンの分泌増加)を低下させることを確認したという。