まず、ひじと足で身体を支える状態になる

整体師の大山奏です。季節の変わり目は体調を崩しやすいものです。気温差や高い湿度などは身体のストレスにもなります。規則正しい生活を心がけて、自分の体調はいつでも万全にしておきたいですね。今回は、以前紹介した身体の側部の体幹を鍛えるトレーニングの応用編です。

まず、片肘と足で身体を支える状態になります。そこから膝を90度に曲げ、上の脚を前後に動かします。

腰が落ちてしまうのはNG

身体の側面の体幹にしっかりと力を入れ、胴体は最初のポーズから動かさないようにします。腰が落ちてしまう、もしくは身体が前のめりになるのはNGです。膝は90度を保つようにしましょう。バランスを崩しそうになったら、すぐに体幹の力を入れ直します。それを繰り返していくと、自然にコアの筋肉を意識できるようになるはずです。

NG例、身体が前のめりになる

OK例、身体が伸びている

膝が90度になっていればOK

右肘と右足で身体を支え、側面のコアマッスルにしっかりと力を入れた状態を作ります。身体は一直線上にあることを意識して、上に挙げた左手も同じ位置を保つようにしましょう。

息を吸いながら脚を引いて、息を吐きながら左膝が90度の角度になるまで後ろ側に蹴り出します。蹴り出すといっても、速い動きは必要ありません。ゆっくりと体勢が崩れないペースでやってみてください。

両足をやって、どちらかやりにくい方向があれば、バランスをとる必要があります。やりにくかった方の回数を3回ほど増やすか、最初のポーズの状態で1分間静止するなどの方法で、左右の筋肉バランスを整えましょう。

まずは前後に5回ずつを目安にしてみてください。最終目標は前後10回×3セットです。負荷を増やしたい場合には、最初のポーズから脚を上に挙げる運動を追加してみましょう。前、後ろ、上。前、後ろ、上、という感じです。

体幹トレーニングは特に、身体についた筋肉のバランスを重要視した方がいいです。どんなスポーツにでも応用できるよう、ふだんから自分の身体の筋肉の弱い部分、強い部分を探してみてください。

トレーニングを初めて1週間、2週間と経つと身体に変化を感じられると思います。見た目では分かりづらくても、「階段を登っても息があがらなくなる」「重い荷物を運んでも腰が痛くならない」など自分の変化を自分で見つけられると、俄然やる気アップにつながりますよ!

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。

「ひよっこライター大山奏」