女優の岡本玲が29日、ヒロインを演じるドラマ『花園オールドボーイ』(NHK総合 2014年1日10日放送予定 ※関西地区のみ)の舞台となる東大阪市の野田義和市長を表見訪問した。

野田義和東大阪市長(右)を表敬訪問した岡本玲

ベテラン俳優・麿赤兒が扮する68歳の現役ラガーマンを主人公に、ラグビーが結ぶ人と人との絆を描くドラマ。東大阪市内で9月中旬からロケが行われる。岡本の役どころは、市役所の「ラグビーワールドカップ誘致室」に配属された新人職員。ラグビーに興味がなく、仕事に身の入らない彼女が、ラグビーを愛する人々と出会いを通して成長を遂げていく。

“ラグビーの聖地”とよばれる「近鉄花園ラグビー場」があり、市民の間でもラグビーの盛んな東大阪市。2019年に日本で行われる「ラグビーワールドカップ」の開催候補地のひとつでもあり、現在、市を挙げての誘致活動が行われている。市庁舎を訪れた岡本は、揃いのラガーシャツに身を包んだ野田市長や市職員に迎えられ、「とてもラグビーを愛していらっしゃるんだなということが伝わってきました!」と感激。そんな岡本に、野田市長は「市の誘致室にこのまま採用したい」と目を細め、記念のラガーシャツをプレゼント。「ラグビーと東大阪のすばらしさをぜひ発信してください」とメッセージを送った。

「ラグビーはまったくの初心者」という岡本。役柄もラグビーの知識がほとんどない女性とあり、劇中では、ラグビーに初めて触れる岡本の新鮮な感動をそのまま活かしたドキュメンタリー風の演出も予定されているという。岡本は「役とともにラグビーのいろんなことをみなさんから教わって、魅力を深く知りたい」と意欲を。またこの日、初めて着たというラガーシャツにも「男性用のシャツを着ることがあまりないので新鮮。部活の女子マネジャーになった気分でワクワクします。マネジャーには女の子ならだれでもあこがれるので」とご満悦の様子。「ドラマを通して、ラグビーを愛する人たちの純粋な思いを伝えたい」と作品にかける意気込みを新たにしていた。