もし一緒に仕事をしている人が同じような失敗を重ねた時など、怒りたくなるかもしれません。ですが、そんな場面に出会った時こそ、次の言葉を思い出して冷静になってください。

本日の論語

『子曰、人之過也、各々於其党、観過斯知仁矣』(子いわく、人の過ちや、おのおのその党に於いてす。過ちを観て斯に仁を知る)

意味

人は過ちを犯すものであるが、よく見てみると同じ様な場面で間違いを犯すものです。しかし、どこでその間違い犯すのかを観察しておけば、その人柄も理解することができるものです。

解説です!

誰であっても、いかにもその人らしい失敗をするものです。だから、そうした失敗を観察していれば、その人の人間性も分かります。それぞれ得意分野も不得意分野もありますから、同じような失敗をする人には、できれば別の仕事をしてもらうようにすべきです。

こんなシーンで役立ちます!

仕事は大きくなればなるほど、多くの人と一緒にやることになります。そうした時に、何度も同じような失敗を繰り返すような人がもしいたら、おそらくそのタイプの仕事には向いていないのだと察してあげて、さりげなく別の仕事をしてもらうようにしましょう。そうすれば、自分もその人も助かることになります。"適材適所"は、いつでも大切ですよ。