女優の有村架純、俳優の瀬戸康史、佐藤二朗らが、映画『JUDGE/ジャッジ』(11月8日公開)に出演することが8日、明らかになった。

ファンへの暴言から"傲慢"の罪を負った元アイドルを演じる有村架純

同作は、リリーズ累計部数160万部を突破した同名漫画を原作に、監督と脚本を古波津陽が務める。七つの大罪を背負った罪人たちが、何者かによって閉ざされた空間に集められることから物語は展開。頭には動物のマスクをかぶせられ、毒薬が仕込まれた手錠で拘束され、それぞれの罪人の罪の重さを制限時間内に多数決で決定する。票を多く集めた者には贖罪のチャンスは与えられず、死の制裁が下る。

有村が演じるのは、ファンへの暴言から"傲慢"の罪を負った元アイドルのライオン役。かわいらしさの裏に秘めた人間の欲望や、醜さをむき出しにした演技を披露しているという。有村は「体力的にも精神的にもきっと大変になるだろうとリハーサルをしていた時点で覚悟はしていましたが、正直こんなに大変な撮影になるとは思いませんでした」と撮影は苦労したようで、初共演となる瀬戸については、「とても真面目で自分をしっかり持っている方」とたたえ、「私との芝居のやり取りのときも、やりにくくないか確認してくださったり、監督とも何度も話して取り組まれていました」と振り返った。

また、「今回は撮影の仕方、取り組み方から、初めてのことだらけだったので撮影を終えた今は達成感、充実感でいっぱいです」とコメント。「この作品を見た方が、生中継を見ているかのようにそれほどリアルに感じていただけたらうれしいです」と作品に込めた思いを語り、ファンに向けて「私も新鮮な気持ちを絶対に忘れないようにと、取り組んでいたのでそれがライオンを通して皆さんに伝えられていればと思います」とメッセージを送っている。

そのほか、瀬戸は過去にその正義感の強さゆえに傷害事件を起こし"憤怒"の罪を背負った主人公・オオカミ役、佐藤は悪質な勧誘で若者たちから巨額の金を巻き上げ、自殺へと追いやった"強欲"の罪を背負ったキツネ役を演じる。

(C)2013「JUDGE」製作委員会