トヨタ自動車は6日、「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」のハイブリッドモデルを発売した。新宿ステーションスクエアでは、「カローラフィールダー」のジーンズラッピングカーも展示された。

都内で披露された「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」ハイブリッドモデル

新宿駅東口では、デニム生地でラッピングされた「カローラフィールダー」が!

環境志向の高まりを背景に1年2カ月でHV開発、発売へ

今回追加されたラインナップは、ハイブリッド車の「カローラアクシオ HYBRID」「カローラアクシオ HYBRID G」「カローラフィールダー HYBRID」「カローラフィールダー HYBRID G」と、特別仕様車「カローラフィールダー HYBRID G "AEROTOURER・W×B"」。クラストップレベルのJC08モード走行燃費33.0km/リットルを実現したのが最大の特徴となる(詳細は本誌ニュース参照)。

「カローラフィールダー HYBRID G "AEROTOURER・W×B"」と並ぶ中村寛氏

この日は記者説明会も実施され、製品企画本部主査の中村寛氏らが出席。「カローラは昨年5月のフルモデルチェンジ以来、お客様から強くハイブリッド車の要望をいただいていました。ハイブリッドらしい先進性や環境性能に加え、スムーズな走りや内装の上質さなどもこだわり、開発を進めました」と挨拶した。

中村氏の説明によれば、カローラをフルモデルチェンジする時点でハイブリッド車も想定していたそうだが、「ハイブリッド志向・環境志向がこれほどまでに高いとは読めておらず、ガソリン車で燃費を良くするのがカローラのポジションだと考えていました」。ハイブリッド車の要望が多数寄せられたことを受け、1年2カ月という短期間で開発、発売にこぎつけたという。

「それだけハイブリッド車が広く利用され、価格の面でも手に届きやすくなり、身近になったということ。いわゆる大衆車であるカローラにも導入することで、『ハイブリッド車の第2世代』を迎えつつあるのではないか」と中村氏。なお、カローラのハイブリッドモデルはトヨタ自動車東日本の宮城大衡工場で生産するとのことで、「宮城県初のハイブリッド車の生産を通じて、微力ながら東北の復興に貢献したい」(中村氏)と述べた。

「カローラフィールダー」ラッピングカーなど全国5都市で展示

「カローラフィールダー」ラッピングカーとともに、「HYBRID JEANS ドラえもん」も展示

「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」2車種のハイブリッドモデル発売に合わせ、「COROLLA HYBRID JEANS」をコンセプトにキャンペーンも展開。木村拓哉さんらを起用した新テレビCM「ラブ&ジーンズ」編も7日からオンエアされる。

このキャンペーンにちなみ、6~7日の2日間、新宿駅東口の新宿ステーションスクエアにて、ジーンズでラッピングした「カローラフィールダー」が展示されている。ラッピングカーは日本ジーンズ協議会の協力の下、カイハラがオリジナルの生地を生産し、実車から型紙を取って生地を裁断、パーツごとに生地を貼り付けて制作されたという。会場ではその他、大型グラフィック広告や「HYBRID JEANS ドラえもん」も展示された。

この企画展示は今後、8月11日に大阪・阪急サン広場、19日に名古屋・JR名古屋駅中央コンコース、31日に福岡・キャナルシティ博多スターコート、9月7日に札幌・サッポロファクトリー煙突広場でも実施されるとのことだ。

「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」ハイブリッドモデル

「カローラフィールダー」ラッピングカーなど展示

カローラ ハイブリッドモデルの外観・内装イメージ