7月20日に全国343館454スクリーンで公開され、公開4日目には動員100万人を突破するなど爆発的なヒットを飛ばしているスタジオジブリ、宮崎駿監督最新作のアニメーション映画『風立ちぬ』が、「第70回ヴェネチア国際映画祭」コンペティション部門に選出されたことが明らかになった。
スタジオジブリ作品としては、2004年の第61回で宮崎駿監督の『ハウルの動く城』がコンペティション部門に選出され、宮崎駿監督とスタジオジブリに対して「オゼッラ賞」、2005年の第62回では優れた作品を生み出し続けている監督として、宮崎駿監督が「栄誉金獅子賞」を受賞。2006年の第63回では、宮崎吾朗監督『ゲド戦記』特別招待作品として公式上映、2008年には宮崎駿監督『崖の上のポニョ』がコンペティション部門に選出され、「ミンモ・ロッテラ財団賞」を受賞している。今回の『風立ちぬ』で、宮崎駿監督としては3度目、スタジオジブリとしては4度目の選出となる。
宮崎駿監督が手がける本作は、ゼロ戦の設計者・堀越二郎と文学者・堀辰雄、同時代を生きた2人の実在した人物を融合させ、ひとりの主人公・二郎の半生を追った物語。後に神話と化したゼロ戦の誕生を縦糸に、青年技師・二郎と美しい薄幸の少女・菜穂子との出会い別れを横糸に、完全なフィクションとして1930年代の青春を描いている。
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