輪を描く迫力の炎

兵庫県美方郡香美町香住区三谷の矢田川河川敷で、厄除けの伝統行事「万燈の火祭り」が開催される。開催日は7月24日。

無数の万燈が夏の夜空を彩る

江戸時代から続く歴史ある伝統行事である同祭りでは、燃え盛るたいまつを火の粉を撒き散らしながら振り回す"炎の舞"が見られる。これは、地域の住民が五穀豊穣と無病息災を祈り奉納するもので、この地域に火災、風水害に加えて疫病が発生した際、住民が愛宕神社に参詣したことがきっかけで始まったという。

長さ4m~8mの竹竿の先に取り付けたたいまつに火がつけられると、仕掛けられた爆竹が響き、大きな炎となってあたりを照らす。さらに、会場中央の燃えさかる炎を、約20人が竹竿で突き上げると大きな火柱が上がり、祭りは最高潮をむかえるとのこと。

燃えさかる火柱で祭りは最高潮に!