dビデオとBeeTVにて7月1日より配信されている、深田恭子主演の恋愛ドラマ『危険なカンケイ』。商事会社で働く地味でフツーのOL・楓(深田)の前に現れたエリート社員・修司(福士誠治)。しかし、二人はそれぞれ"ある目的"を果たすため、"別の顔"と"任務"を隠し持っていた。

dビデオとBeeTVにて配信中のドラマ『危険なカンケイ』

オフィスやパーティー会場、病院、結婚式場など、目まぐるしく舞台を変えながら繰り広げられるスリリングでロマンティックなストーリーの行方は。そして互いの正体を知らぬまま、いつしか惹かれ合っていく二人の運命は……。本作のヒロイン・伊月楓(いづきかえで)を演じた深田恭子に話を聞いた。

――楓と修司が互いの正体を知らぬまま、ウソを重ねながらも次第に心惹かれ合っていく展開がとても興味深いドラマでした。

深田恭子
1982年11月2日生まれ 東京都出身
1996年の第21回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得し、以来女優として活躍。代表作は大河ドラマ『平清盛』(2012年)、映画『ヤッターマン』(2009年)、『下妻物語』(2004年)
撮影:荒金大介(Sketch)

とにかく、重ねているウソが本当にたくさんあったので、ウソってすごいなと思います(笑)。場面ごとの設定を作っていかないといけないですし。ただ、彼女は決して悪女ではなく、ウソが大嫌い。理由があってウソをついている女性です。私もウソが好きではないので、彼女のその部分には共感できましたね。

――深田さん自身は、謎が多い人との恋愛についてどう思いますか?

謎めいている人よりも、私は分かりやすい人の方が誠実でいいなって思います。その意味では修司さんと楓は真っすぐ取り組んでいる中、気がついたら惹かれ合ってしまう。秘密はたくさんあるけれど、実は真っ直ぐで純粋なふたりなんです(笑)。福士さんはお芝居に対して柔軟な対応ができるというか、その時その時に応じてお芝居できる方で、現場では私の方がたくさん気をつかっていただきました。

――OLやホステス、ナースなど、楓が披露するさまざまな変装もドラマの見どころのひとつだと思いますが、深田さんの中で印象に残っているのは?

パティシエですね。ほんの少しのシーンだったので撮影時間も短く、楽しいイメージだけが残りました(笑)。黙ってずっと生クリームを塗っているのが楽しかったです。ホステスに扮したパーティーシーンはたくさんの人がいて大がかりでしたし、ナースの時も細かくカットを割りながら撮影していったので、残念ながらあまり楽しむ余裕はなかったですね。自分の願望はないのですが、なぜかそういったタイプの仕事が多いですね(笑)。 ……続きを読む