イオンモールは10日、2013年度中に、中国天津市に中国統括会社を設立すると発表した。

同社は、2012年2月期(2011年度)を初年度とする中期3カ年経営計画(2011年度~2013年度)を策定し、新たな成長マーケットである中国・アセアン地域での事業展開に向けた基盤づくりを進めている。中国国内では現在、北京市および天津市にて3モールを展開中で、新規開発案件の確保が進展しているという。

このたび同社は、今後の中国市場での事業展開を加速し、業容拡大に向けた体制を確立することを目的に、中国統括会社を設立。傘下の子会社などに直接投資できる投資性公司として、同社の中国事業全体を統括する形態を採り、事業展開における効率的な投資のコントロールをはじめ、戦略立案や法務・税務・金融面、ガバナンス体制の強化など、中国における各現地法人の事業拡大をサポートする。

会社名は永旺夢楽城(中国)投資有限公司、所在地は天津市天津経済技術開発区、代表者は吉田昭夫氏、資本金(登録資本)は2.26億米ドル(約224億円)。