ポルシェ ジャパンはこのほど、全世界での今年上半期(2013年1~6月)の販売実績を発表した。前年同期比は18%増で、過去最高となる約8万1,500台を販売。昨年から続く好調な業績がさらに加速していることが明らかになった。

ポルシェの「パナメーラ」(写真左)と「カイエン」(同右)

2013年上半期の全世界での販売台数は8万1,565台で、過去最高の年間販売台数を記録した昨年の実績よりもさらに18%増となった。とくに販売が好調だったのはアメリカ、米国、アジア / 太平洋、アフリカ、中東で、これらの地域では前年同期比25~29%もの増加となった。ポルシェが力を入れている中国では20%増、欧州は2.1%増だった。

車種別では、昨年に新型が登場した「911」が今年に入っても好調に販売を増やしており、前年同期比10%増となる1万5,834台を販売。同じく新型が登場したばかりの「ボクスター」「ケイマン」はさらに好調で、前年の同じ期間のほぼ3倍増となる1万2,886台の販売を記録した。最も販売台数が多かったのはこれまで通り「カイエン」で、4万2,354台を販売。これは前年同期比22%増となる数字だ。

ポルシェAGのセールス&マーケティング部門担当役員であるベルンハルト・マイヤー氏は、「私達の魅力的なモデルレンジは、世界中の顧客から人気を得ていることを証明しています。7月末にヨーロッパで導入が予定されているニューパナメーラには、すでに多くの受注が寄せられています。私達のモデル戦略は、とりわけラグジュアリーセグメント初のプラグインハイブリッドへの需要によって裏付けられています」と語り、発売が秒読みとなった新型「パナメーラ」で、さらに業績を向上させる意気込みを見せている。