トレンド総研は2日、20代~40代の男女を対象に実施した「コンビニエンスストア利用に関する調査」の結果を発表した。同調査は、2013年6月19日~24日の期間にインターネット上で行われ、500名から有効回答を得た。

まず、コンビニエンスストア(以下、コンビニ)の利用頻度を尋ねたところ、最も多かったのは「1週間に2~4回」で28%、次いで、「1週間に1回」が21%、「1週間に5回以上」が17%となり、合わせて66%が1週間に1回以上利用していることが判明した。

自宅および会社・学校から最寄りのコンビニまでの所要時間を聞くと、「5分未満」と答えた割合は自宅で66%、会社・学校で64%、「5分以上10分未満」は自宅で25%、会社・学校で27%となり、合計9割以上の人が自宅および会社・学校から10分未満でコンビニまで行けることがわかった。

コンビニは生活に欠かせないものかとの問いに対しては、78%が「生活に不可欠」と回答。反対に「不可欠ではない」は22%にとどまった。

コンビニに行く目的を質問したところ、トップはオーソドックスな「商品の購入」で89%。以下、「ATMの利用」が42%、「トイレの利用」が28%、「公共料金の払込」が27%、「プリンターの利用」が24%と続き、さまざまな目的で利用していることが明らかになった。また、「商品の購入」以外の目的でもコンビニを利用する人は80%に上り、「商品の購入」のみが目的とした人は5人に1人のみとなった。

コンビニエンスストアに行く目的

コンビニをよく利用する生活シーンを尋ねると、「帰宅時」が46%、「通勤・通学時」が34%、「休日に遠出をする時」が32%、「休日に自宅周辺で過ごす時」が24%、「昼休み」が22%となり、回答が分散した。同社は「消費者それぞれの生活スタイルに合わせて、幅広く利用されている傾向にある」と分析している。一方、「仕事で外出する時」は10%にとどまり、唯一2割を下回った。

また、比較的に新しい、あるいは注目を集めているといったコンビニエンスストアサービスを10個ピックアップし、各サービスに対する認知と利用意向を調査し、ランキング化したところ、認知度、利用意向度ともに、1位「プライベートブランドの飲食物」(認知度87%、利用意向度91%)、2位「ドリップコーヒーの販売」(同73%、同82%)、3位「宅配物の受け取りサービス」(同68%、同81%)との順となった。

なお、同調査では今後の注目のサービスとして、ランキング4位に入った「コンビニプリンター」(認知度77%、利用意向度68%)を挙げており、スマートフォンやタブレットとの連動などにより、利用者が拡大すると予想している。