AKB48の小嶋陽菜、乃木坂46の白石麻衣が競走馬の名付け親を務め、15日に放送されたレギュラー出演中の競馬情報番組『うまズキッ!』(フジテレビ系・毎週土曜深夜1:05~1:35)で、それぞれが名付けた馬名を発表した。

『うまズキッ!』で名付けた馬名を発表した小嶋陽菜(左)と白石麻衣

2人が命名したのは、多くの競走馬を所有し、大物馬主としても知られる山本英俊氏(フィールズ代表取締役会長)がセレクトセールで落札した2頭で、小嶋は2億5,000万円、白石は1億5,000万円で落札された馬を担当。過去にも芸能人が競走馬の名付け親になったケースはあるが、2億5,000万円の競走馬は芸能人史上最高額となる。

小嶋の競走馬は、GIを7勝したディープインパクトの弟(ウインドインハーヘアの2011)で、「モンドシャルナ」と命名。「兄のディープインパクトが果たせなかった凱旋門賞を制覇してほしい」という思いを込め、フランス語で馬名を考えた。"モンド"と"シャ"は、フランス語で"世界"と"猫"の意味。AKB48のメンバーやファンから"にゃんにゃん"と呼ばれているため、名前の"はるな"から"シャルナ"とした。一方の白石は、2009年のGI・秋華賞を制したレッドディザイアの弟(グレイトサンライズの2011)で、「キミノナハセンター」。7月3日発売のニューシングル「ガールズルール」で初のセンターを務めることから、「競馬界のセンターに立つような馬になってほしい」という思いで"センター"に。"キミノナハ"は乃木坂46の代表曲「君の名は希望」から取った。

「出走するレースで、競馬新聞に印が1つもついていなかったらどうしよう(笑)。逆に、印がいっぱい付いていたら楽しみですね」と語る小嶋。「お兄さんのディープインパクトが果たせなかった凱旋門賞制覇が夢です。お兄さんのように、他の馬たちを後方から一気にかわしていくような走りを見せてほしいです」と期待を寄せていた。白石も「"キミノナハセンター"の名前が載った競馬新聞は、たくさん買って、永久保存版にします」と出走を楽しみにしている様子で、「競走馬は他にもたくさんいますが、その中でもセンターを走っていってほしいので、"競走馬のセンター"とも言える日本ダービーを制覇してほしいです」と語り、「私自身、負けず嫌いな性格なので、競り合いに強かった姉のレッドディザイアのように、最後まで勝負をあきらめない馬になってほしいです」と自身と重ね合わせながら、愛馬の活躍を祈っていた。

小嶋のモンドシャルナは関西の角居厩舎、白石のキミノナハセンターは関東の藤沢厩舎ということもあり、トライアルまでは直接対決する可能性は高くない。両馬ともにデビュー戦から順調に勝ち上がり、弥生賞などで初の直接対決となれば「AKB48 VS 乃木坂46」の代理戦争となる可能性がある。同番組では今後も両馬に密着し、その模様を随時レポートしていく。