お笑い系女子のモテと非モテの境界とは?

近年、女性お笑い芸人がメディアで注目を集めています。ドラマに出演して女優業をこなす芸人さんもチラホラ、見かけますよね。彼女たちのルックスは、一部を除いてはごく一般的なレベルだったりもしますが、業界では引っ張りだこ。

では、一般人のわたしたちの世界でも、次に来るのは"お笑い系"女性なのか? というと、残念ながらそうではありません。合コンなど大勢が集まる機会で、場の盛り上げ役として重宝はされますが、男性から異性として意識されることは難しいと言えるでしょう。

異性として意識されないお笑い系女性の特徴

ただし、ほんの少数はお笑い系でも男性から異性として意識されています。では、同じ系統なのに異性に意識される女性とされない女性には、どこに差があるのでしょうか。男性から異性として意識されないお笑い系女性には、以下4つの特徴があります。

1 うるさい
2 下品
3 でしゃばり
4 ギャップがない

1と2が男性から異性として除外されてしまうのは、誰の目から見ても明らかです。3のでしゃばりも考えもの。「場を盛り上げる」ことと「でしゃばり」は隣り合わせ。サービス精神を発揮しすぎてしまい、男性から「コイツ、でしゃばり」と勘違いされてしまうケースも多々あるからです。しかも、"主役の座"を長く陣取ることにもなるため、その場を仕切りたいor仕切り直したい男性からは、悪印象を持たれることが確実。

4の「ギャップがない」は、男性を疲れさせてしまいます。2人きりでいる時もお笑い道を追求されてしまうと、面白くない場合でも相手は笑ってあげなければいけなくなります。2人きりでいる時もお笑い系そのままであったため、「女として見ることができなくなった。疲れた……」と別れを告げられてしまった、という女性もいるのです。ですからお笑い系女性には、「みんなといる時はお笑い系だけど、2人でいる時は違う」というギャップが必要とされるということ。

モテるお笑い系女性は実在するのか

では逆に、うるさくなく、下品ではなく、でしゃばらず、ギャップがあるお笑い系女性は存在するのか。残念ながらわたしは過去に取材したお笑い芸人の方にしか該当する女性を見つけたことがありません。

その芸人さんを含む、3人の女性タレントのてい談を取材した時のこと。彼女は2人の話に割り込むことなくさり気なくトークに入って笑いを取り、下品になりがちな話題を上手に笑いに転換してしました。もちろん、うるさくもなく、他の2人と声の大きさやテンポを淡々と合わせながら、です。

ギャップに関してはプライベートを知らないので断言できませんが、その場の恋愛トークを聞く限り、恋人といるとおとなしく、実は言いなりになりやすいという話をしていましたから、おそらくギャップはあるのでしょう。

この芸人さんのマネを、一般人であるわたしたちができると思いますか? 彼女たちは笑いのプロ。わたしたちが仕事をしている間、彼女たちは空気を読む力とトーク力を仕事として磨き続けているのです。追いつけるはずがありません。

ですから、女性がお笑い系でモテるようになる、というのは、現実的にはかなりハードルが高いと言えます。お笑いキャラを確立させることよりも、自分が持つ他の美点を見つけて磨いたほうが、男性から異性として意識される近道ではないでしょうか。

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。