ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、オールアルミボディの2シーター・コンバーチブル新型「Fタイプ」の日本仕様とその価格を発表した。V6およびV8エンジンを搭載する2モデルがあり、いずれも8速クイックシフトオートマチックを搭載する。

ジャガーの伝説的なスポーツカー「Eタイプ」から50年ぶりに発売された「Fタイプ」は、開発過程のモデルがたびたび公開されるなど、つねに高い注目を集めてきた。今回、初めて正式に発表された日本仕様は、3.0リットルV6と5.0リットルV8エンジンを搭載。ともにスーパーチャージャーで加給され、最高出力は340PSと495PSとなっている。

トランスミッションは、8速「クイックシフト」オートマチック。センターコンソールのセレクターやパドルシフトで操作できるのはもちろん、コーナリング中であることを検出すると自動的なシフトチェンジをしないなど、高度な制御が実現されている。

ボディはジャガーにとって第4世代となるオールアルミニウム・アーキテクチャーによるもの。モノコックシャシー用とボディパネル用にそれぞれ最適な合金技術を開発し、軽量、高剛性に加えて美しいスタイリングの実現にも寄与している。

サスペンションもアルミ製によるダブルウィッシュボーン。ブレーキは「Fタイプ V8 S」に、ジャガーの市販車に標準装備されるブレーキとしては最大となるフロント380mm、リア376mmのディスクが採用されている。価格は、V6エンジンを搭載する「Fタイプ」が950万円、V8エンジンを搭載する「Fタイプ V8 S」が1,250万円。