東京ディズニーリゾートが開園30周年を迎え、空前の盛り上がりを見せているようだ。
30周年ということで、ディズニーランド側の気合いの入り方もスゴイ! 新パレード『ハピネス・イズ・ヒア』や、リニューアルされた『スターツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』を始め、「東京ディズニーランドホテル」には30周年特別プランが登場。もちろん30周年グッズも充実しており、まさに「じゃあいつ行くの。今でしょ!」状態なのである。
そんな東京ディズニーリゾートの30周年ならではの見どころを取材してきた。ディズニーリゾートで筆者が過ごした一日を順を追って紹介していくので、楽しみ方のひとつの例としてご覧いただきたい。特にカップルの皆さんにはデートコースとしても参考になるのではないかと思う。
サービス精神旺盛なキャラクターたち
朝、ディズニーリゾートに到着したら、まず向かうのはディズニーランドだ。ここで見るべきは、最大の目玉となる30周年を記念して行われているパレード『ハピネス・イズ・ヒア』。おなじみディズニーキャラクターが勢ぞろいして園内をパレードする様は壮観の一言で、ディズニーにさほど詳しくない筆者でも楽しむことができた。BGMはCMでも使われている『Happiness is Here』。30周年イヤーに訪れるなら絶対におさえておきたいイベントである。
3D映像で楽しむ宇宙の旅
パレードでテンションを上げたら、次は『スターツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』に行ってみよう。1989年にオープンした人気アトラクション『スターツアーズ』が3Dにリニューアルされたもので、5月7日にオープンした。1年をかけたリニューアルにより内容は大幅にパワーアップしており、各シーンに分岐が用意されたことで50種類ものストーリーが楽しめる。何回乗っても新鮮な驚きを得られるのは嬉しいところだ。『スター・ウォーズ』ファンはもちろん、そうでなくても3D映像による迫力たっぷりの宇宙の旅が堪能できる。
続いてモノレールのディズニーリゾートラインに乗って、東京ディズニーシーへと向かう。ランドと同じように、シーでも30周年ならではの見どころは多い。
30周年メニューで大人なひと時を
まずはディズニーシーの中心、メディテレーニアンハーバーの海で行われるショー「ハピネスグリーティング・オン・ザ・シー」。30周年の記念ロゴが掲げられた船に乗ってミッキーマウス、ミニーマウスらディズニーキャラクターが登場する。ネタバレになるので詳しくは書かないが、ディズニーシーの景観を生かした"あっ"と驚く演出は見応え十分。ディズニーシー第一の見どころである。
その他、アトラクションに乗ったりカフェで一休みしたりしているうちに、だいぶ日も傾いておなかがすいてきた。ディズニーシーはカップル向けのレストランも充実しているのがありがたい。今回向かったのはレストラン「マゼランズ」。大航海時代をテーマにしたラウンジレストランで、本格的な料理とお酒が楽しめる。ここでのお目当てはもちろん30周年スペシャルコースだ。高級食材を使ったコース料理で、コレクタブルスプーン付きのコースも選ぶことができる。これはぜひワインとともにいただきたい。ディズニーシーならではの、ちょっと贅沢(ぜいたく)な大人の楽しみ方である。
魔法は夜も覚めず
さて、せっかくの30周年。日帰りでもいいが、ここはひとつ奮発してディズニーホテルに泊まりたいところだ。ディズニーリゾートの各ホテルでは、30周年にふさわしいオリジナルデザインのアイテムやアメニティが用意されている。もちろん期間限定なので、お見逃しなく! ふだんは日帰りの人も、この機に泊まってみてはいかがだろうか。30周年の魔法をその日限りで消してしまうのはもったいない。
ホテルにチェックインしたら再びディズニーランドへと戻ろう。ディズニーランドの夜はまだまだ続く。最後の見どころは、ランドの夜空に打ち上がる花火「ハピネス・オン・ハイ」である。カラフルで様々な形の花火と、BGMの『Happiness is Here』が、美しくライトアップされたシンデレラ城と相まって何とも幻想的な光景……カップル諸君、プロポーズするならこの瞬間が最高だぞ!
今しか買えないグッズが勢ぞろい!
花火が終了したらお土産を買いに行こう。30周年ということで記念グッズも充実しているのだ。フィギュアやぬいぐるみバッジセット、万年筆など多数のグッズが期間限定で販売される他、「クリスタルパレス・レストラン」や「ブルーバイユー・レストラン」「マゼランズ」「イーストサイド・カフェ」などのレストランで食事やスペシャルドリンクを頼むと、30周年記念デザインのコレクタブルアイテムが手に入る。記念にいくつか買っておこう。
30周年を迎えたディズニーリゾートで一日を過ごして感じたのは、このメモリアルな年を盛り上げようと全力で演出する"ディズニーの本気"だった。いつ行っても楽しめるのがディズニーリゾートの良さだが、せっかくなら30周年となる今年のうちに一度は行っておくことをおすすめする。