タレントの渡辺徹・榊原郁恵夫妻の長男・渡辺裕太が、21日スタートのフジテレビ系バラエティ番組『テレビシャカイ実験 あすなろラボ』(毎週日曜21:00~21:54 初回30分拡大)で本格的に芸能界デビューすることが18日、明らかになった。
劇団マチダックスの主宰として活動しながら、映画やドラマなどにも出演してきたが、今回が初の全国ネットのレギュラー番組となる。裕太は、書類選考も含めた約1カ月におよぶオーディションを勝ち抜き、見事レギュラーに抜てき。「全国ネットのお仕事をいただけるかもということで、正直お話をいただいた時は内容うんぬんではなかったです」と覚悟をもって挑み、担当プロデューサーも彼の芯の強さと熱に心を動かされたのだという。
裕太は同番組で、実験を体験するタレントとして出演する。彼が今回挑むのは、新潟県佐渡市北田野浦の村おこし。65歳以上の人口が50%を超えるこの"限界集落"に住み込み、特産品や観光名所、祭りなど"その集落が持っている隠れた魅力"を探ることで、都会からの若者誘致を支援する。裕太は「(伝統的な文化を)継承してくれる子供たちが増えてくれるといいですね」と理想を掲げながらも、「大きなショッピングセンターを作ったりなど、どこもかしこも同じように発展させればいいという訳ではないと思うんです」と地元民の立場になって村おこしに臨んでいる。
番組出演に際し、両親から「自分らしく」とアドバイスを受けた裕太。出発の朝、早朝5時前にも関わらず両親、弟、祖母、愛犬に見送られながら、北田野浦へと向かった。彼にとっては初の一人暮らしとなったが、「実際に住んでみると、みんな家族みたいなので、知り合いにすぐ会えるという安心感があります」と北田野浦の人々の魅力を伝え、「皆さんに心配してもらえたりもして、東京での独り暮らしの方が、もしかしたらもっとさみしかったかもしれないですね」と語っていた。