「理想高すぎ」「自分が若いと思ってる」……結婚できない男たち

結婚生活を共にしたいパートナーがなかなか見つからない……と嘆いているのは、男女ともに同じ。ですが、男性と女性では結婚相手が見つからない理由が異なります。では、婚活に成功しづらい男性の特徴とは何でしょうか。早速見ていきましょう。

理想が高すぎる

理想が高すぎて、いい人とわかってはいても何となくピンとこないというのは男女両方に言えること。でも、女性の皆さんは心のどこかで「理想を下げないといけないかも」と考えたりすることがありませんか。これに対し男性は、理想が高いことに気づいていないことが大半。「自分は40代だけど、子供が欲しいから妻に迎える人は20代を」というのが代表例。一時期年の差婚がはやって年の差カップルを見かけることは珍しくなくなりましたが、まだ定番化しているとは言えません。

「一緒に歩くと親子のように見られるのがちょっと……」「あまりに年上だと、自分が若いうちから両親を含め旦那さんの介護も考えなければいけないから重い」という女性もいます。若くてかわいい女性は他の男性も狙いますから、早い段階で"予約"されてしまうのが世の常。それを踏まえて、男性が対象年齢をもう少し引き上げれば成立する、というケースは多いのです。

若い人たちの婚活パーティーに参加

女性のみなさんは"20代限定"と銘打たれたパーティーに、もし自分が30代だとしたら参加できますか。できませんよね。でも、堂々と参加する男性は少なくありません。しかも、引け目すら感じていないこともしばしば。

「見た目より若く見られます」とネット上で書き込んでたたかれる女性は少なくありませんが、男性だって「まだイケる! 」と思っている人はいます。だからこそ、自分より年齢が若い男女が集まっているパーティーに平然と参加できたりするのです。

この他、職業や年収まで偽って参加する男性もいますから、スペックばかりに気を取られがちな女性はだまされてしまうことも。生涯、生活を共にする結婚。女性は条件ばかりにとらわれず、人となりを見る訓練をしないと、痛い目にあってしまうかもしれませんよ。

生活費は折半と早々に主張

結婚しても女性が仕事を続けることが一般化した今、生活費を折半と主張することは悪いこととは断言できません。ですが、こう言い切る男性の中には、「家事はアナタ1人が担当ね、でも生活費は折半よ」という本音を隠し持っている男性も実在します。妻が妊娠して働けなくなった期間も、生活費の折半を曲げなかった男性もいます。

しかも関係が浅いうちに言われてしまうと、「それって妊娠したときも!? 」と女性は聞きづらいもの。「安心して子育てできる環境を一緒に作れないかも」と不安材料を1つ抱えてしまうことにもなります。

「一生、養って! 」と言う女性は減ったものの、身ごもったら働けなくなる期間があるのは事実。男性には、そのあたりをもう少しだけ考慮して発言してもらいたいものです。

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。