「いい結婚相手に巡り合えない……」と嘆いているのは、女性だけではありません。結婚したい男性だって女性同様に、真剣にパートナーを探しています。でも、自分は気に入ったけれど相手がOKしてくれない、と悩む男性は予想外に多いもの。なぜ、自分はOKなのに相手からNO! を突きつけられてしまうのか。今日は現場で見聞きしてきた「婚活が成功しづらい男性の特徴」をお伝えします。男性は、人の振り見て我が振り直せ的に読んではいかがでしょうか。

スーツにリュックなど、服装がNG!

初対面での印象は数秒から数十秒で決定づけられ、その印象を覆すことは難しいと言われています。だからこそ、服装に気を遣うのは基本中の基本。それなのに、スーツにリュックサック姿というフォーマルとカジュアルの対極を同時に身につけるのは、TPOに合わせた服装とはいえません。

婚活パーティーやお見合いの場で対面して、その非常識さに閉口したという女性もいます。日常生活であればいいのかもしれませんが、運命の相手探しの場では不適切と言えるでしょう。シワのよったスーツ、清潔感のないシャツ、汚れた靴も実年齢より老けて見えて男性自身が損をすることが多々あるので、清潔感を心がけてほしいものです。

素のままの自分を受け入れてほしいと公言

「ありのままの自分を見せて、それでダメなら仕方ない」。こう言う男性は大勢います。ですが、素の自分をさらけ出すのは関係が深くなってからが本来の道筋。ありのままを受け入れてくれるのは母親のみ、という事実に気づいていないのかもしれません。「ありのままの自分で勝負したいから、服装もマナーも直さない」という男性は、女性から見ると「楽をしたいから手抜きをしているだけ」としか映らないものです。

結婚相手探しは仕事探しと同様に挑んでもらいたいもの。「素の自分を受け入れてもらいたいのであれば、Tシャツとデニムで就職面接に行ってください」と女性から言われてしまいそうですね。

女性の節約をベタ褒め&自分の安物自慢

節約をすること、品物を安く購入すること。これらは決して悪いことではありません。ですがこの手の話題に過剰反応し、女性が節約をしている、もしくは無駄遣いをしないことに対して「家計を任せられそう! 」と何度も繰り返したり、「これ安かったんだ」と自身の持ち物の安さを自慢すると、女性は「ちょっとしたお金の使い方にも口を出されるかも……」と厳しそうな将来を想像して、相手を対象外にしてしまうこともあります。節約と安物自慢がセットになると完全アウト。決して悪習慣ではないので、褒めるなら節度を保つ、が肝になります。

服装に関しては今日からでも変えられますが、他の2つは結婚を意識するとつい口に出してしまいがち。思い当たってドキッとした人はいませんか。

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。