なぜ歌い手・蛇足がアニメ『キングダム』のEDテーマを歌うことになったのか? 作品の魅力と熱い思いを語る

中国の春秋戦国時代を舞台にした壮大な歴史ロマンコミック『キングダム』。2012年6月から2013年2月にかけてTVアニメとして放送され、また6月からは第2シリーズの放送も決定するなど、現在もっとも勢いのあるコンテンツとして注目を集めている。

そんなアニメ『キングダム』の第3弾エンディングテーマを担当したのが、ニコニコ動画で人気の歌い手"蛇足"だ。日頃から『キングダム』大ファンであることをTwitterなどで公言していた蛇足だが、そんな彼がアニメのエンディングテーマを歌うことになったのにはどういう経緯があったのだろうか。作品への熱い思いも含め、蛇足本人に話を伺った。

――『キングダム』第3弾エンディングテーマ『Never Ending』を歌ってのお気持ちはいかがですか?

蛇足:好きなアニメのエンディングテーマを歌えるというのは最高の気分ですね。もともと『キングダム』はすごく好きでずっと読んでましたから。周りからもおめでとうって言ってもらえました。

――最初はいち視聴者だったわけですよね?　どういった経緯で歌うことになったのでしょうか

蛇足:ずっと『キングダム』の歌を歌いたいと思っていたのですが、ある時、アニメの担当の方とお会いする機会があったんです。その時に、アピールしたところ(笑)、「交渉してみるよ」と言っていただいて。本当に決まった時は、とてもうれしかったですね!

――そうして歌った『Never Ending』は、『キングダム』のエンディングにふさわしい壮大なバラードです

蛇足:実はあそこまで歌い上げるタイプのバラードは今まであまり歌ったことがなくて、少し心配な面もあったんですが、自分なりに良い感じで歌えたんじゃないかと思います。今回はいつもの何倍も気合が入っていたので、家で相当練習してから収録に臨みました。

――今、今回"は"と言われましたね?(笑)

蛇足:(笑)。普段の収録だと、エンジニアさんの意見でその場で歌い方を変えたりもするんですよ。ただ、今回は自分でかっちり方向性を固めてから行きました。ニコニコ動画に投稿するときの歌い方と近いかもしれませんね。あとはいつも通りという感じで、それほど苦労もなかったです

――好きなアニメのエンディングテーマですから思い入れがありますよね。

蛇足:歌詞に関してもそうでしたね。普段はそんなに歌詞重視ではなくて、オケの雰囲気に合わせる形で歌うんです。でも今回の『Never Ending』は、原作を読んでいる人なら見た瞬間に誰のことを歌っているかわかる内容になっているので、そのあたりを意識しながら歌いました。

――PVではコスプレも披露されています。蛇足さんがコスプレというのは珍しい気がします。

蛇足:コスプレというか、『キングダム』をイメージした衣装ですね。最初は普通に蛇足として歌う予定だったんですが、できればああいう衣装を着たいと僕の方からお願いして実現したんです。……続きを読む