「多様で男女のバランスの取れた管理職チームがよい」が70%を切っているのは日本とベルギーのみ

総合人材サービス会社ランスタッドホールディング・エヌ・ヴィー(本社:オランダ王国)は28日、世界32の国と地域で行った「職場での女性の地位」についての調査結果を発表した。「ランスタッド・ワークモニター」と呼ばれる同調査は、労働市場の動向に関するグローバルトレンドを年4回調査するというもの。今回の調査は18~65歳で週24時間以上勤務する労働者(自営業を除く)を対象として、1月18日~31日に世界32か国で実施。176,713人(日本では5,263人)から回答を得た。

日本の職場は男性の管理職が多い傾向

「男性の管理職が多い」と感じている人の割合が高い

「私は、多様で男女のバランスがとれた管理職チームが良いと信じている」との設問に対する考え方を聞いたところ、「同意」「強く同意」と答えた日本人は70%未満で、32か国中最低だった。また職場で「男性の管理職が多い」と答えた人は64%となり、中国、インドに次いで32か国中第3位だった。

「男性よりも女性の管理職がいい」と答えた日本人は32か国中30位

インドでは「女性の管理職がいい」人が7割近い

「私は男性管理職よりも女性管理職が良いと思う」という設問に「同意」「強く同意」と答えた割合を調べたところ、日本は32か国中30位となった。

クオータ制が導入されれば女性の管理職が増えると考える日本人は28位

また、女性の管理職数枠を設ける"クオータ制"について、「より多くの女性を管理職の地位に引き上げることができる」と感じている日本人は32か国中28位となった。

時短勤務の管理職は、日本ではあまり受け入れられていない

また「わが社では、時短勤務の管理職が受け入れられている」という設問に「同意」「強く同意」と答えた割合については、日本は19%で32か国中最下位だった。調査の詳細は「ランスタッドのニュースリリース」で閲覧できる。