俳優でタレントのウェンツ瑛士と女優の平愛梨が22日、神奈川・109シネマズ川崎で行われた、映画『ジャックと天空の巨人』の初日舞台あいさつに出席した。

映画『ジャックと天空の巨人』の初日舞台あいさつに出席したウェンツ瑛士と平愛梨

映画『ジャックと天空の巨人』は、『X-メン』シリーズを手掛けたブライアン・シンガー監督が童話『ジャックと豆の木』をベースに実写化した3Dアドベンチャー作品。「この豆を絶対に濡らすな」と修道士が差し出した数粒の豆と可愛がっていた馬を交換してしまった18歳のジャック(ニコラス・ホルト)は、城を飛び出したイザベラ姫(エレノア・トムリンソン)が訪れた嵐の夜に、巨人が住む天界を隔てていた“禁断の扉”を開けてしまう。ジャックは、巨大な豆の木によって天空へ連れ去られたイザベラ姫を救うため、高さ1万メートルの天空に向かい、地上を取り戻そうとする巨人たちとの戦いに挑む―というストーリーで、映画は全国公開中。

日本語版吹き替え版でジャックを演じたウェンツは、「桜が満開のこの日に初日を迎えられてうれしい。友だちと楽しんで観て下さい」とあいさつし、イザベル姫を演じた平は「巨人が怖すぎて3Dメガネを取ったり付けたりしてました」と感想を。ウェンツは、同作をイメージした全身緑の自身の姿に「メチャクチャ恥ずかしいけど、終わったら頂けるそうなので、原宿とか高尾山になら着ていけそう」と話すと、平は「緑を着こなせるのは、ファンタジーしかいない!」と観客をポカンとさせ、「あっ、瑛士がファンタジーに聞こえるので、10年くらいファンタジーって呼んでるんです」と慌てて補足。一方、黄色いドレス姿の平は「大工の"工"みたいなデザインと豆感を意識しました。イヤリングも草っぽいんです」と天然っぷりを披露し、ウェンツは「もっとキレイな言葉で例えてよ~」と苦笑いしていた。

また、「ジャックがイザベルの傷を消毒するシーンで、黒い薬草がゴキブリだと勘違いしちゃって。『痛っ!』って言うところを、『いた!』って言ってました」とエピソードを明かして笑いを誘った平は、観客の子どもたちに「豆の木があったら登りますか?」と聞かれ、「天上には限界が無いと思ったので、どこまでも登ってみんなを見下したい」とニンマリ。そんな平の言動に終始タジタジのウェンツは、春休みの予定を聞かれ「おじちゃん、春休みが……」と苦笑しながらも、「沖縄にシーサーを買いに行こうと思う」と話し、平も「私も沖縄にのれんを買いに行きます」と、沖縄で30日まで開催中の第5回『沖縄国際映画祭』に、同作で共演したガレッジセールのゴリや南海キャンディーズの山里亮太らと出席することを明かした。