俳優の仲村トオル、女優の八千草薫が、3月31日放送の2時間ドラマ『母。わが子へ』(MBS・TBS系 21:00~)でダブル主演を務めることが26日、明らかになった。
同作は、違う道を歩んでいた兄弟が母の末期ガンをきっかけに再会し、故郷・東北に向け最後の家族旅行をはじめる物語。日々の生活に手一杯で生きる目的を見失っている長男を仲村トオルが、家族に心配をかけてきた風来坊の次男役を玉山鉄二が、その兄弟の母親役を八千草薫が演じる。脚本はNHK連続ドラマや『外科医 有森冴子シリーズ』など数々の名作を生み出してきた井沢満が手がける。
長男の門間崇史を演じる仲村は、「脚本を読んだ時は、『これをやらないと罰があたる』と思いました」と振り返り、被災地・東北が物語の舞台として描かれていることについて、「失礼のないように、そして、『見てよかった』と思っていただけるようなドラマにしたいです」と意気込みを語った。一方、母の門間千勢を演じる八千草は、「素直に感情移入できるすばらしい作品に出会え、大変うれしく思いました」と喜び、視聴者に向け、「心にしみる、ホームドラマだと思います。ご家族皆さんで1つのテレビでご覧になっていただければと思います」とメッセージを送った。
主題歌は、5人組のボーカルグループ・Le Velvetsが歌う「The Letter To My Mother ~母への手紙~」。