英国アカデミー賞候補のヘレン・ミレンからコメント到着 -『ヒッチコック』

映画監督アルフレッド・ヒッチコックと彼を支えた妻アルマ・レヴィルの物語を描いた映画『ヒッチコック』で妻アルマを演じ、第66回英国アカデミー賞にて主演女優賞にノミネートされたヘレン・ミレンからコメントが到着した。

同作は、ヒッチコックの名作『サイコ』(1960年)の誕生秘話を描いた作品。『サイコ』制作当時、その作品の斬新さゆえ、資金難など数々の試練にぶつかり、さらに最大の味方のはずの妻との関係まで揺らぎ始めたヒッチコック。監督として、そして夫として、ヒッチコックは岐路に立たされていた。

このたび、第66回英国アカデミー賞にて主演女優賞にノミネートされたヘレン・ミレンは「映画『ヒッチコック』で演じたアルマ・レヴィル役で主演女優賞にノミネートされたことを大変に名誉に思います。英国アカデミー賞の皆さまに感謝申し上げます。ヒッチコックの人生を大きく支えたアルマは彼にとっての女神であり、助手であり、編集者であり、妻という存在以上のものでした。そんな彼女を演じる機会を得られたことをとても光栄に思います。私がこのノミネーションを受けることができたのも、この作品に携わった多くの人がいたからこそ。特に、アンソニー・ホプキンスとサーシャ・ガヴァシ監督に感謝いたします」としている。第66回英国アカデミー賞授賞式は2月11日(日本時間)に行われる予定となっている。

同作で監督を務めたのはサーシャ・ガヴァシ。脚本は映画『ブラック・スワン』(2010年)も担当したジョン・Ｊ・マクロクリンが手がける。映画『ヒッチコック』は、4月5日より、TOHOシネマズ シャンテほか、全国ロードショー。