もしもあの時あの人と付き合っていたら、今頃、私は社長夫人で、高い洋服を買って、おいしい食事をして、年2回は海外旅行に行って……。そんな妄想をしてしまうような「もしも」の相手、実際にいるのかどうか、マイナビニュース会員のうち、独身女性300名に尋ねた。
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Q.逃がした魚は大きい! もしかしたらうまくいっていたかもしれない、惜しかった恋の相手はいますか?
はい 25.0%
いいえ 75.0%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)誰との恋ですか? どのような恋愛をしましたか? どうなりましたか?
■エリートの奥さまになりそびれ
・「歯医者志望だった元彼: 大学の歯学部に落ちて浪人してしまって別れてしまったけど、今は歯医者になって成功している……そのまま付き合っていたら玉の輿だったかも」(25歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「大学から大学院まで一緒だった同級生: 彼の方は好きでいてくれた時期もあったようでしたが、当時の私はダブルスクールで余裕が無く、気付かない振りをしてました……今や彼は、ドイツで活躍しています」(32歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「つき合って別れた人だけど、良い家の人で、彼自身も司法試験に受かり今後お金持ち街道……」(24歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「中学生のときの彼氏: 今は海外でバリバリに働いてて、自宅が日本と海外の二カ所あるらしい」(27歳女性/金融・証券/専門職)
・「元彼: 会社の先輩、東大卒で頭も良く、出世コースで、体格も顔も良くて、パーフェクトだった」(26歳女性/情報・IT/経営・コンサルタント系)
■タイプじゃないから振ったけど
・「ちょっとオタクっぽい彼氏と付き合ったことがあり、余りデートなどに誘ってもらえなかったので別れてしまったのですが、その彼氏はものすごくIT関係に才能があったらしく、今業界でとても活躍しているらしいのです……もう少し我慢して付き合っていれば良かったかなと思います」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「某大手企業に勤め、自分自身でも会社を複数マネジメントしている人: 顔が全くタイプでなかったために誘いを断ってしまった」(24歳女性/生保・損保/営業職)
「親が会社を経営しているボンボンに告白されたが断った……個人経営の小さい会社だと思ったが、年商数億を稼ぐ地方で有名な会社だった、と後で分かった」(26歳女性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
■両思いだったのに……
・「学生時代の友人はかっこよくてお金持ちでもてていたが、相手にされるわけがないと思いアプローチできず友達のままだった……ほかの人と付き合うことにしたが、後日、『好きだったが言い出せなかった、告白しようと思ったらほかの人と付き合っていたため言えずじまいだった』といわれ、その時言ってくれよーと思った」(30歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「両思いなことがわかっていたのに、友人のままで終わってしまった幼なじみ」(27歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「小学校時代に自分のことだけ呼び捨てで呼んでくれたクラスの人気者の男の子: 何のアプローチもなかったからスルーしてたのだが、成人式の日に、昔自分のことを好きだったから呼び捨てにしていたことを知った……結構イケメンだったから、当時言ってほしかったと惜しく思った」(26歳女性/情報・IT/技術職)
■イケメンだったのに
・「高校の時、今まで話したことのない他のクラスの子に話しかけられたけど、ものすごい無愛想な対応をしてしまった時……恥ずかしくて顔が見られなかったけど、周りが言うにはそこそこイケメンだったらしい、ショック」(21歳女性/学生/その他)
・「さわやかなすごいイケメンだったが、なぜかこの時期は恋愛に興味が持てなかったので、付き合うにはいかなかった」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「職場の同期といい感じになったのに粗相して失敗した……顔がとにかくタイプでいまだにかっこいいと思う」(26歳女性/金融・証券/営業職)
・「彼氏がいたのでお断りしたが、かっこよかったから」(25歳女性/機械・精密機器/技術職)
■優しかったのに
・「前の前の彼氏とケンカ別れしてしまったけど、今まで付き合った中で一番優しかった……」(23歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「すごく優しくて気遣いがさりげなくできる人: 当時、ほかに好きな人がいて振ってしまった……好きな人とはうまくいかなかったので、逃した魚は大きかったなと思った」(28歳女性/建設・土木/秘書・アシスタント職)
・「さりげない気配りができる人で、相手が好意を寄せてくれていた頃は自分が友達感覚で、自分の気持ちが盛り上がってきた頃には相手が冷めてしまった」(27歳女性/情報・IT/技術職)
・「中学生の時にお付き合いしていた方: 今は友人として私がつらい時などに連絡をくれます……彼と今でももし続いていたら多分幸せな結婚をしていたと思うから」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
■メダリストの妻になれた?!
・「とあるスポーツの日本二位」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■総評
女性が思い出す「逃した魚」、ダントツに多かったのは「玉の輿」だと後から分かった男性だった。歯科医、司法書士、出世コースを歩く外資系エリート、会社経営者……などが見事に勢ぞろい。当時は「ない!」と切り捨てたものの、成功し、お金持ちになったといううわさを後から耳にし、自分の見る目のなさを悔いている女性も少なくないようだ。男性は駆け出しの頃、地位も名誉もお金もないし、また、大きな野心をもっている男性ほど、身なりに気を遣わなかったり、変わった性格の持ち主だったりするのもままあること。10年後まで見据えて先物買いで付き合う、なんて、相当"目利き"で"度胸の据わった"女性でなければ、難しいだろう。縁がなかったと諦めるしかない。
次に多かったのが、両思いだと後から分かった男性。「その時言ってくれよー!」と、本当に誰しもじだんだを踏むシチュエーションだ。好きだった彼と結ばれて、付き合っていたら、その後の人生は大きく変わっていたかも……。手に入らなかった恋だけに、本当に悔やんでも悔やみきれないだろう。後々そんな思いをするくらいなら、女の子からだって思い切って告白してみな! と過去の自分に言ってやりたいのでは。
もったいなかったなーと思い出す男性として「イケメン」も挙げられていた。カッコいい彼氏、ステキなダンナさまは、女性の永遠の憧れ。同様の男性編アンケートでも「カワイイ子」や「美人」は記憶に残っていることが分かったが、性別に関係なく、美しい人は思い出してもらえるだけでも得だ。容姿だけでなく、若い頃とは価値観が変わってくるのだろう、付き合っていた彼氏や振ってしまった相手が「すごく優しかった」「良い性格だった」というのも、今になって思うと「もったいないなー」と思うよう。「あの人とだったら幸せになれただろうな」と思っても後の祭り……残念だ。
変わったところでは「とあるスポーツの日本2位」という回答があった。トップアスリートの妻……うらやましいようなすごく大変なような。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2012年12月28日~2013年1月5日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート